「セイコーウオッチ」が、高級腕時計の歴史を牽引してきた「キングセイコー」生誕の地・亀戸にちなんだ“セイコー腕時計110周年記念限定モデル”を発表した。
2月24日(金)に発売される同モデルは世界1,200本限定。3月10日(金)には、新開発ムーブメントを搭載した新作のレギュラーモデル3種も発売する。いずれもアニバーサリーイヤーにふさわしい特別なウォッチだ。
国産初の腕時計誕生から110周年を記念した限定モデル
1881年、「セイコーウオッチ」は時計の修繕と販売から事業を開始。掛時計の製造も進める一方で、来るべき腕時計の時代に備え試作・研究を続け、1913年、国産初の腕時計「ローレル」を完成させた。
以降、数々の革新的な腕時計を世に送り出してきた「セイコーウオッチ」が、110周年の節目を迎えた2023年に発売するのが、この限定モデルだ。
限定モデルはキングセイコー生誕の地亀戸からインスパイア
1961年に誕生した「キングセイコー」は、その性能と先進的なデザインで当時の国産高級時計市場を牽引してきた。
同ブランドが生まれた地、東京都江東区の亀戸は、かつて形が亀の甲羅に似ていたことから「亀島」と呼ばれていたという。
亀は、長寿を象徴する吉祥の動物として日本で古くから親しまれてきた。甲羅の形が由来の「亀甲文」も、縁起の良い柄として継承されてきた伝統的な吉祥文様だ。
亀戸の地にインスパイアを受けた今回の限定モデルは、ダイヤルには亀甲文をモチーフに型打ち模様を表現。ダークブラウンのグラデーションと、甲羅を模した六角形のパターンが調和することで、特別な表情を生み出している。
視認性の高いインデックスや針に、装着性の高いブレスレット
多面カットを施した立体的なインデックスに加え、天面にライターカットを施した、ユニークな形状の12時位置のインデックス。中心には堂々とした太く長い針を備え、高い視認性を確保した。
1960年代のキングセイコーをオマージュした多列ブレスレットは、しなやかで腕なじみがよい。
ブレスレットと異なる雰囲気を演出できるストラップには、持続可能なレザー生産を目指す「LWG(レザーワーキンググループ)」の認証を取得したタンナーで作られたレザーを使用。「KING SEIKO」と刻印された三つ折れバックルも付属している。