留袖の歴史

留袖の歴史もたどってみました。
留袖が出来たのは江戸時代
江戸時代、女性は結婚の有無にかかわらず、19歳の秋になると大人になった証として袖を短くし開いている脇を縫い留めていました。
袖を短くするのに「切る」という言葉は縁起が悪いので「留める」という言葉を使い「留袖」と呼ばれるようになったのです。
徐々に留袖は既婚者女性が着るものへと変わっていきました。
長い袖を振ることは恋愛のサインになりますので、既婚者はサインを送る必要がないために袖を留める意味もあります。
明治時代から正装だった
江戸時代に誕生した留袖は、振袖のリサイクルで作られたため色柄はさまざまで、留袖の中で区別はありませんでした。
しかし明治時代に入ると、西洋のブラックフォーマルをマネして黒地の留袖が誕生しました。
黒く染めた留袖に白抜きの五つ紋、前身ごろから後ろ身ごろへの裾模様が入った黒留袖は、この頃から、既婚女性の第一礼装として定番になっています。
例外として、宮中では格が高い場でも黒留袖を着用しません。
黒は喪の色だともいわれるからです。
式典などに着物で出席する際は、五つ紋の入った色留袖を着用されます。
成人式に振袖を着るようになったのは?

成人式に振袖を着て出席される女性が多く見られます。
現代の成人式のルーツは埼玉
成人式を日本で初めて行ったのは、埼玉県の蕨市です。
戦後直後の1946年、敗戦で落ち込んだ日本の雰囲気を活気付けたいと考えた蕨市は、若者たちを励まし希望を持たせるために成人式を考案し開催したのです。
当時は「青年祭」のプログラムの一部「成年式」として行われました。
これに影響を受けた日本政府は1949年1月15日に「成人の日」を設け、「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」ことを趣旨とし日本各地で成人式が行われるようになりました。
第一礼装だったから
成人式の内容は時代と共に変わっていますが、振袖を着る習慣は続いています。
それは、振袖は日本女性の未婚の方が着る第一礼装であり、振袖で出席することがマナーの1つでもあるからです。
そして、振袖を着た女性はとても華やかで美しいので、お祝いの席にもピッタリです。
普段は着ない礼装に袖を通すことで、大人への自覚が芽生え感慨深い気持ちになるかもしれませんね。
まとめ
振袖と留袖の歴史は長く、江戸時代からの習慣がもとになっていました。
振袖の袖を揺らすことに、恋愛のアピールや魔除けの意味を含んでいたのだとか。
振袖を着られる期間は限られています。
成人式や結婚式などには、ぜひ振袖を選び、華やかな姿を楽しんでくださいね。
提供元・FUNDO
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