冬の風物詩である雪。
雪まつりや行楽で昔から人々に親しまれていますが、時期や状況によって雪の質が違うことから様々な名前で呼ばれています。

そこでここでは、そんな雪の呼び名や、それぞれにどんな違いがあるのかという点について見ていきましょう。

降る時期で変わる雪の名前

降る時期や質感で名前が変わる「雪」。それぞれ状態による名前や別名など、たくさんあります!!
(画像=『FUNDO』より引用)

雪は降る時期によって呼ばれ方が変わることがあります。

初雪(はつゆき)

その年、その地域で最初に降った雪のことをあらわします。

早雪(そうせつ)

例年比べて早く降った雪のことです。

終雪(しゅうせつ)

降る時期や質感で名前が変わる「雪」。それぞれ状態による名前や別名など、たくさんあります!!
(画像=『FUNDO』より引用)

冬の終わり、その年最後に降る雪のことを指します。
「なごり雪」や「忘れ雪」、「雪の果て」と呼ばれることもあります。

旧歴の2月15日に催される「涅槃会(ねはんえ)」の頃に降ることから、「涅槃雪(ねはんゆき)」ともいいます。

質感で変わる雪の名前

降る時期や質感で名前が変わる「雪」。それぞれ状態による名前や別名など、たくさんあります!!
(画像=『FUNDO』より引用)

一言で雪と言っても、水分を多く含むものからサラサラした触り心地のものまで多岐にわたります。
そのため、多様な雪の声質をあらわすように様々な名前が付けられています。

粉雪(こなゆき)

降る時期や質感で名前が変わる「雪」。それぞれ状態による名前や別名など、たくさんあります!!
(画像=『FUNDO』より引用)

北海道や山間部など寒い地域に多く降る粉のようにサラサラした雪のことをあらわしています。
パウダースノーとも呼ばれる他、北海道ではアスピリンスノーと呼ばれることもあるそうです。

灰雪(はいゆき)

雨のように直線状に降ってくるのではなく、灰が落ちてくるようにフワフワ、もしくはヒラヒラと舞うように降ってくる雪のことです。

玉雪(たまゆき)

丸い球状になって降る雪です。
雪のシーズンのはじめや終わりといった比較的温かい時期に降ることが多いタイプの雪です。

綿雪(わたゆき)

大きな雪片で、水分を多く含み、重みもある雪です。
まるで綿をちぎったような雪片をしていることから付けられた名前になります。

餅雪(もちゆき)

水分が非常に多く、溶けかけた玉雪や綿雪のような性質なのが餅雪です。

べた雪

水分が多く、降っても積もることがない雪です。

ぼたん雪

水分を多く含み、いくつかの氷の結晶が集まって降る雪片が大きめな雪です。
「ぼた雪」と呼ばれることもあります。

水雪(みずゆき)

べた雪などよりも更に水分が多く、比較的雨に近くなっています。
「みぞれ」とも呼ばれます。