BLUETTI EB3Aでスマホの充電やパソコンを起動してみた!
それではBLUETTI EB3Aを実際に使ってみましょう。最初にもっとも身近なスマホやパソコンなどを接続してみます。
BLUETTI EB3AのDC電源をオンにして、ワイヤレス充電に対応するiPhoneをBLUETTI EB3A本体上に置いてみます。きちんと位置を合わせる必要がありますが、6W程度の高速充電ができました。

次に、USB Type-AにiPhoneを接続してみましょう。こちらは3Wで充電されました。その横にあるUSB Type-CにAndroidスマホのXperiaを接続してみましたが、こちらは12~15Wほどで高速充電されました。


今回、パソコンはMicrosoft Surfaceを利用して充電してみます。AC出力にコンセントを接続してみたところ、こちらはおおむね90~100W程度を消費していました。パソコンも余裕で使えるのはうれしいですね。

BLUETTI EB3Aで電力リフト機能でお湯を沸かしたりドライヤーを使ってみた!
スマホやパソコンはもっと安価なポータブル電源でも利用できるので、さっそくBLUETTI EB3Aの真価が発揮できるであろう、家電製品にチャレンジしてみましょう。
まずはソニーの43型液晶テレビから実験します。AC出力にコンセントを繋いでみたところ、こちらは69~70Wで問題なく動作しました。震災時に停電してもテレビが視聴できるのは安心ですね。

次は800Wの電気ポットです。BLUETTI EB3Aの規定W数(600W)を超えた製品ですので、そのままだと「OVERLOAD」となってすぐに停止してしまいます。
そこで、スマホアプリで「電力リフト機能」をオンにして使用してみました。すると、430~450W程度で安定動作し、通常より時間はかかりましたが無事にお湯を沸かすことができました。


今度はターボ時に最大1200Wを消費するパナソニックのドライヤーです。こちらは通常の温風である「SET(セット)」にすると300W前後で安定して使えました。
しかし、1200Wの「TURBO(ターボ)」にすると、数秒後に「OVERLOAD(オーバーロード)」となって停止してしまいました。
そこで「電力リフト機能」をオンにして再チャレンジしましたが、残念ながら「ターボ」では10秒ほどで「OVERLOAD」となってしまいました。やはり瞬間的に大出力になる家電製品は厳しいようです。


ちなみに、筆者はこのあと「電力リフト機能」をオンにして電子レンジにもチャレンジしてみました。
こちらは200Wでの解凍は動きましたが、500Wにすると急に45Wほどに出力が落ちて動作がおかしくなったので、自主的に停止することにしました。
この結果から、BLUETTI EB3Aの「電力リフト機能」をオンにすることで、動作する家電もありますが、正しく動作しないものもあることが分かりました。キャンプなどで使用する前に、自宅でいろいろテストしたほうがいいでしょうね。
とはいえ、3万円以下のコンパクトモデルのBLUETTI EB3Aで、これだけの家電が動作したのは、筆者にとってはかなり驚きでした。
