コンプレッサー含めてもそこまで高くない
これを使うにはコンプレッサーが必要になるので、馴染みのないユーザーはハードルが高く感じるかもしれない。しかし最近はAmazonで1万円台のコンプレッサーが多数売られており、製品本体と併せても2万円弱で導入できる。
タンク容量が小さいとずっとコンプレッサーが動き続けてしまうので注意してほしいが、10L~20Lくらいのモデルを選べば1回の充填でしばらく使える。その間は無音なので意外と導入しやすい。
筆者は写真のミナト電機工業製8Lを使っているがそこまで問題なく使えている。価格は1万3390円(2023年1月30日時点)とかなり手頃だった。エアホースもワンタッチ式の一般的なものを使えばつなげられる。
問題は動作音の大きさだが解決策はある
ネックになるのはコンプレッサーの動作音の大きさだが、足に振動防止のジェルを噛ませたり、箱に入れたりするなどすればかなり防げる(ケースへ入れる際はコンプレッサーの仕様を確認して自己責任で行ってほしい)。実際動作音は横で聞くとうるさいが隣の部屋ではそれほど気にならない。工業用の吸音材を貼った箱などを用意すれば集合住宅でも十分使えるだろう。
コンプレッサーを使った吸引や排気は本当に強力で、他のどのクリーナーよりも優れている。ちょっとしたDIYやプラモデル、ミニ四駆などを趣味でやっている方は間違いなく導入検討した方が良いだろう。どのくらい吸うかはニッセンのウェブサイトに載っているので参考にしてほしい。筆者はもうこれなしでの製作は考えられないようになっている。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Tech Director、スマートホームブランドbentoを展開。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
提供元・BCN+R
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