やり取りと取り込み
そうしてついに待望のアタリがチョンチョンと動かしていたエギが急に重たくなり一瞬根掛り?かと思ったらドラグからラインがジリジリと出ていく。これが大型のイカならロッドはひん曲がり、ドラグの轟音とともにラインがビューンと飛び出していく。イカも興奮しているがこっちも頭がパニック。初めてだとこれがアオリイカの引きかと驚いてしまう。
テンションに注意
エギの針にはカエシというもとが付いてないため、常にテンションを掛けておかないと外れてしまう。ここは慎重に慎重にやりとりする。絶対に慌ててはいけない。ドラグから糸を出しながらどれだけ時間がかかってもジワジワと間合いを詰める。
取り込み時の墨に注意
そして何とか上がって来たアオリイカを玉網に入れて喜ぶのだが、上げようとした瞬間、ここでアオリイカからの洗礼を浴びる。大量に墨を吹きかけられるのだ。これは初心者なら誰もが経験することだそうで、ランディングしたイカはすぐエギを持って逆さまにキープした後、墨を吐かせないよう、すぐに締めて動かなくした方が良いそうだ。
釣れたアオリイカはどうする?
アオリイカは刺身はもちろん、天ぷらや煮つけ。何をしてもとても美味しい。通常ならもちろんそれだけでも良いが、今回は沖縄で愛される墨汁という料理を紹介する。

沖縄ではアオリイカの墨袋を取り出し、その墨を使った「墨汁」という郷土料理がある。一見豚汁のような物だが見た目が墨を入れてるので真っ黒。カツオだしで取った出汁に具はイカのゲソと豚肉、大根などを煮込み、味噌で仕上げた後、墨を投入して混ぜ込む。最後に万能ネギをふりかけて頂く。沖縄ではイカ墨は美容と健康に良いとされアオリイカの墨袋はとても貴重なの食材である。
早くやっておけば良かった!と後悔
エギング初心者の筆者が最初に思った疑問は、まずイカって引くの?ということ。今回初めて釣ってみたが、アオリイカの引きは想像以上にとんでもない引きだということがわかった。そして何より美味。アオリイカが嫌いな人っているのか?というくらい美味い。
釣っても楽しい、食べても美味い。長年釣りをして来たが、エギングというジャンルを敬遠して来た自分をとても悔やんでいる。もし筆者と同じように思っている釣り人は1日でも早くエギングしてみて欲しい。必ずハマること間違いなしです。



<石田一聖/TSURINEWSライター>
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