「外食テロ」は昨日今日に始まったわけではありません。私が学生の頃、レストランで3年間バイトしたことも含め、無茶苦茶な話は時々耳にしていました。たまたま、動画サイトというブレイクさせる道具があるためにそれを知る機会が増えただけでしょう。「昔はよかった」というのは知らなかっただけで悪い奴は昔からいます。それが嫌なら全部個別包装にしなくてはいけません。そういえばバンクーバーの日本レストラン、最近、しょうゆ皿にしょうゆを入れて持ってきますねぇ。自分で入れられないです。これが自衛策か醤油の節約か聞いてみたいところです。店はすごく手間暇がかかりますが。
では今週のつぶやきをお送りします。
市場はてんこ盛りの話題で消化不良今週の金融市場の動きはFRB、ECB、英国中銀の定例金融政策会議、アメリカ1月雇用統計、ハイテク企業の決算と週の後半に凝縮されたスケジュールで考える間もなく話題に事欠かなかったところです。そしてようやく金曜日を迎えてこれら一連の動きを消化するのに市場は数日かかるような気がします。特に番狂わせだったのが金曜日の雇用統計で事前予想18.8万人増に対して51.7万人増で着地です。全く次元が違う数字なわけで、当たった、外れたというよりそもそも論が全くかみ合っていないのです。これを読み解くことから始まるのでしょう。
雇用統計ですが、特殊要因犯人説があるのですが、それでもこれほどズレません。個人的には人々がようやく働く気になった、これではないかと思います。コロナ後、労働市場に戻ることに躊躇していた人たちが物価高などで働かざるを得なくなったとみています。ならばこの異常現象は潜在労働力500万人をもう少し減らすべくあとしばらく高水準がつづいたのち、物価が落ち着いたら離職するという推論も出来ます。(こちらは辞めるのも早いです。)よって個人的にはこの雇用統計は参考程度です。FRBの金融政策には影響しないと思います。
大手ハイテク企業の決算も出そろい、不出来の塊のような状態ですが、最悪期は脱すると思います。ただ、今後、急速な回復があるとも思えません。テクノロジーは着実に進化するのですが、それを受け入れる人々のマインドが「テック疲れ」しています。2000年初頭のテックバブルの時もそうでしたが、次の大きな潮流が来るまで主役にはならないと思います。日本ではZホールディングスがヤフーとLINEを抱き込んだのも結局構造改革であって、業容がイマイチだという意味です。