バーニョス・コリナ温泉の様子
ゲートで入場料8,000ペソ(2021年3月現在、コロナ禍のため入浴は3時間まで)を払って、最後の坂道を登ります。ここの標高は2,500m!私たちは混んでいることを予想して早朝に到着したので、朝湯と、山の間からの日の出を堪能できました。
この温泉は25度から55度まで温度の違う湯舟が計9つありますが、セメントなどが使われていない自然素材の湯舟で、泥パックをすることもできます。


お湯は白濁していて、いかにも効能が高そうな感じ。目の前に広がるアンデスの山々、空は真っ青、さらに運が良ければ空高く舞うコンドルを温かいお湯に浸かりながら眺めることができる場所は、世界中探してもそんなにありません。
今までいくつもチリの温泉に行きましたが、この景色とお湯のすばらしさから、南部で一番気に入っていた有名温泉 TERMAS GEOMETRICASを抜いて、個人的なチリの温泉ランキングNo.1になりました。

朝10時~11時。だんだん人が到着して混んでくるとともに、日陰がなくなり、さらに日差しが強くなってきました。ツアーで行くと、このくらいの時間に到着することになるので、サングラスや日焼け止めを持っていった方が無難です。(でも、もしレンタカーなどで行くことができるなら日焼けや混雑の心配が少ない早朝の到着がおすすめ。)
それから温泉自体には売店やレストランはないので、飲料水や小腹が空いた時のためのおやつを持っていった方がいいでしょう。
温泉から10分くらい歩くと、ホットドッグやヤギのチーズを売っている売店もあり、時間があったら周辺を散策するのも楽しいですよ。
最後に
この温泉があるカホン・デ・マイポというエリアは、首都圏にありながらもアンデス山脈のふもとの豊かな自然が残されており、山好きの人には見どころがたくさんあります。コンドルをみることができる3時間程のトレッキングや、頑張れば氷河まで行けるトレッキングコース、20~30分の山歩きで高低差60mの滝を見られるコースなどが人気です。
これらのトレッキングコースは歩いている人も多く、標識があるので一般旅行者でも安心して歩くことができます。本格的なトレッキングコースもたくさんありますが、日本の山と違って、あまり標識がなく、野生動物(プーマなど)もいて危ないので、山岳ガイドと一緒に行動することをおすすめします。ガイドの知人によると、おすすめは春になる9月から夏が終わる4月まで。地元の観光協会に相談するのがおすすめということなので、リンクを貼っておきます。
2021年5月現在、コロナウイルスの影響でチリの国境は閉まっており、一般旅行者は入国できませんが、最近は感染が少し落ち着いてきたので、観光にとって良い季節となる9月頃には通常に戻ることを期待したいと思います。
文・写真・IZUKAWAUSO/提供元・たびこふれ
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