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企業や個人事業主なら独自ドメインがおすすめ
独自ドメインで自分だけのメールアドレスを作成するには

企業や個人事業主なら独自ドメインがおすすめ

企業や個人事業主の人がメールアドレスを作成したい場合は、独自ドメインを取得するのがおすすめです。

前述の通り、フリーのメールアドレスでは信頼感が薄れてしまうことがあります。独自でドメインを取得し、メールアドレスを作成することは、企業や個人事業主の方の印象を良くする他、企業・個人事業主の方が提供するサービスとメールアドレスを関連づけることができ、統一感が出るのです。

1つドメインを取得すれば、用途や人数に合わせて複数のメールアドレスを作成できるため、企業・個人事業主の方には、独自ドメインの取得をおすすめします。

独自ドメインで自分だけのメールアドレスを作成するには

独自ドメインを取得し、オリジナルのメールアドレスを作成するためには、主に以下の4つのプロセスが行われます。

  1. 独自ドメインを取得する
  2. レンタルサーバーを契約する
  3. ドメインとレンタルサーバーを連携する
  4. 自分の端末でメールを送受信できるように設定する

    1つひとつ見ていきましょう。


    独自ドメインを取得する

メールアドレス作成の初めのステップは、独自ドメインの取得です。会社名やブランド名、サービス名などを含む印象の強いドメイン名を作成しましょう。

また、ドメインには「.co.jp」「.com」「.jp」などいくつか種類がありますが、法人のみが使用できるものなど、ルールが定められているため注意が必要です。

ドメインの取得には「お名前ドットコム」などのドメインサービスを利用しましょう。


レンタルサーバーを契約する

ドメインを取得しただけでは、メールアドレスを作成・使用することはできません。メールアドレスを作成し、メールのやりとりを行うためにはサーバーが必要です。通常レンタルサーバーを契約するのがほとんどで、メール用のレンタルサーバーは月1,000円〜3,000円ほどで利用できます。

レンタルサーバー契約時の確認すべき点は、「月額費用」「容量」「使いやすさ」「セキュリティ」「サポート体制」です。

ビジネス利用であれば、多少月額費用が高くても、利便性が高くて使い勝手が良いサーバーを選びましょう。途中で容量がいっぱいになってしまわないよう、適切な容量のサーバーを選ぶことも重要です。

その他、メール画面の使いやすさやセキュリティ、トラブル時のサポート体制なども事前に確認しておくことが大切です。

中には、レンタルサーバー契約時に独自ドメインが取得できるものもあるため、自分に合ったレンタルサーバーを契約しましょう。

関連記事:サーバーとは何か?サーバー構築からサーバーエラーやサーバーダウンまで徹底解説


ドメインとレンタルサーバーを連携する

ドメインの取得とレンタルサーバーの契約が済んだら、2つを連携させます。レンタルサーバーの管理画面にて、メールアドレスを作成しましょう。

メールアドレスの作成には、ユーザー名とパスワードの設定が必要です。企業の場合、機能ごとに対応するメールアドレスを作っておくと良いでしょう。ユーザー名には以下のような文字列を入れると、使い分けがしやすくなりますので、参考にしてください。

info 組織・製品・サービスの情報を送受信するメールアドレスに用いる
marketing 製品・サービスの広告や宣伝を送受信するメールアドレスに用いる
sales 製品・サービスの購入に関する情報を送受信するメールアドレスに用いる
support 製品・サービスに関する問い合わせに対応するメールアドレスに用いる
noreply/donotreply ニュースレター・ログイン通知などを送信するメールアドレスに用いる
webmaster Webサイトに関する問い合わせに対応するメールアドレスに用いる
postmaster メールに関する問い合わせに対応するメールアドレスに用いる

自分の端末でメールを送受信できるように設定する

独自ドメインで作成したメールアドレスは、複数の端末に登録できます。OutlookやGmailなどのメールサービス、またはWindowsやMac、iPhoneなどのメール機能に、作成したメールアドレスのアカウントを追加しましょう。外出先でも自分の端末からメールを確認できます。