一般的に学生服やスーツとして着るシャツといえば「ワイシャツ」ですが、地域によっては「カッターシャツ」と呼ばれることもあります。
そこでここでは、このワイシャツとカッターシャツの違いについて見ていきましょう。
ワイシャツ・カッターシャツとは?

ワイシャツとカッターシャツそれぞれどのようなものなのかをまずは見ていきましょう。
襟付きの白いシャツ
ワイシャツとカッターシャツは、どちらも「襟付きの白いシャツ」のことを意味します。
呼び名に違いはあるのですが、原則としては同じものを指すわけです。
近年では白に限らず色や柄があるものも多くなっており、広い意味で学生服やスーツに合わせて着るものをワイシャツやカッターシャツと呼びます。
もともとワイシャツはホワイトシャツのことであり、カッターシャツはスポーツ用品メーカーのミズノが開発したシャツのことです。
つまり、ワイシャツはシャツのジャンル名で、カッターシャツは商標名だということになります。
それが現在は混合され、ワイシャツと呼ぶ派と、カッターシャツと呼ぶ派に分かれています。
地域で呼び名が分かれる?

ワイシャツとカッターシャツは、地域によって呼び名が分かれることがあります。
ここからは主に日本を東西に分け、どちらの呼び名が多く使われているのかをご紹介します。
東は「ワイシャツ」、西は「カッターシャツ」
ワイシャツとカッターシャツはどちらも和製英語であり、人によってその呼び名は違ってきます。
関東では白シャツを「ワイシャツ」と呼ぶことが多く、「カッターシャツ」と呼ぶのは関西に多い傾向があります。
なぜ関西ではワイシャツのことをカッターシャツと呼ぶようになったのか、それはカッターシャツを開発した、ミズノの本社が大阪にあったためだといわれています。
カッターシャツは略すことも
西日本で主に呼ばれているカッターシャツは、略して「カッター」と呼ばれることも多いです。
カッターには「ナイフ」だけではなく、「シャツ」もあるため、会話の流れからどちらか判断する必要が出ることも・・・あるかもしれません。
東日本ではカッターといえば刃物の方でしか認識されないことが多いでしょうからワイシャツと言った方が無難になりますね。
学生のシャツ
カッターは、学生の着るシャツのことを指すことが多いようです。
地域によっては大人が着る方が「ワイシャツ」で、学生が着るのが「カッターシャツ」だという感じで使い分けることもあります。
ちなみに、西日本では校則などにも「カッターシャツ」と明記されていることもあります。
それもあって、西日本の学生だとカッターシャツ=学生のシャツという認識を抱いている人がいてもおかしくありません。