焚き火で料理してみよう!

ゆらゆらと大きく揺れる炎にパチパチと音を鳴らす薪。
煙は食材に香りをつけ、薪が燃える直火を使った料理が作れるのも焚き火ならではのお楽しみ。調理方法がシンプルなだけに、つくり方も簡単なメニューが多いのも、少しでも荷物を減らしたいライダーにはぴったりです!ここではそんな焚き火を使ったお手軽料理をご紹介♪

直火の良さを舌で感じる、お手軽モーニング

焚き火で焼き色がつくまでウインナーを焼いていく
千切りキャベツや玉ねぎなどの野菜をウインナーと一緒にパンに挟む
これをアルミホイルで包んでいくのだが、トングや炭バサミで掴むので、2重や3重にするのがポイント
5〜10分程度焚き火で焼き、アルミホイル全体が煤っぽく色着いてきたら完成。焼く時は焚き火に乗せるのではなく、炙り焼きのようなイメージだ

一口食べれば、直火で焼いたウインナーのスモーキーで香ばしい香りが口いっぱいに広がり、歯触りの良い野菜との相性もバツグン。焚き火で炙ることで外はカリッと、中はふんわり焼けたパンは焼き立てのようで、ケチャップとマスタードを使ったハーモニーは大味ながら全体をまとめてくれている。カット済み野菜を使うことでかなり簡単に作ることができるので、チーズを挟んだり、サルサソースを使ってみたりとバリエーションも楽しみやすい。

子供から大人まで、みんなが喜ぶホクホク焼き芋

まずはさつまいもを水でよく洗い、キッチンペーパーで包んでいく
キッチンペーパーの上から水をかけていく。この時にしっかりめに水を含ませるのがポイント
さらにこの上からアルミホイルで包んで蒸し焼きにするため、水が漏れないように縦・横方向から包んでいく
最後に焚き火の中に20分ほど入れておくだけで完成。全体に熱が入るよう、焚き火の底の方に入れておこう

アルミホイルをザクザク切って、こんがり焼けたさつまいもの皮を両手でパリッと割れば、甘い香りと湯気がたちまち広がる。思わず口に頬張ると、あまりの熱さに口を開けて冷ましつつ、ホクホクな食感としっかりとした甘味を舌で感じると、次の一口が止まらない。下準備をしておけば、あとは焚き火に入れて放っておくだけなので、焼き芋を作りながら焚き火で暖まるだけでなく、さらに他の料理も同時に作れてしまう、まさに一度に3度もおいしいメニューだ。

燻ベーコンのスモーキーな風味と野菜本来の味わいを楽しめる

一口大にカットした好みの野菜をベーコンで巻いていく。葉野菜は丸め、根菜の場合は輪切りがオススメだ
串に刺していくのだが、焚き火で焼く場合は持ち手が熱くなりにくいよう、先端寄りに刺していくのがポイント
味付けは塩胡椒でシンプルに楽しむも良し、スパイスを使って味変するのも◎
火の強さをみながら焚き火で炙り焼きにしていく。串先端の野菜から持ち手側に一番近い野菜まで火が通ったら完成

焚き火の直火を活かした串焼きは、作っている時から既に満足感の高い一品だ。こんがり焼けた野菜は香ばしく、塩と胡椒のシンプルな味付けで野菜本来の味をよりダイレクトに楽しむことができる。また、野菜に巻きつけたベーコンのおかげで食べ応えも充分で、焚き火で燻すことによってついたスモーキーな風味はお酒にもピッタリ。その時々の旬な野菜に加えて、道の駅などで見つけた現地の野菜を楽しむ食べ方としてもオススメ。

お腹がいっぱいでもついつい手が伸びてしまう魔性の焚き火スイーツ

焼きマシュマロの作り方は非常に簡単で、マシュマロを串や適当な木の枝に刺し、あとは焚き火で焼くだけ
焼きマシュマロやチョコレートをビスケットに挟んで食べる、スモアもおすすめ
焼きマシュマロに慣れてきても油断しているとすぐに焦がしてしまうので、遠すぎず近すぎない絶妙な火加減や繊細さが必要だ

焚き火をするなら必ずやっておきたいのが焼きマシュマロ。モッチモチのマシュマロを焚き火で焼くことによって外はカリッと、中はトロッとした食感が後を引き、お腹がいっぱいの時でもついつい食べてしまう。また、意外にもその歴史は古く、元は木の枝に刺して焼いていたのがルーツだそうで、もちろんこのやり方でも作ることができる。