アンネ・フランクが残した言葉

こんな今だからこそ。~アンネ・フランクに学ぶ自分を幸せにする方法~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

アンネは2年を超える隠れ家生活の中で日記を書いていました。日々の出来事、日々の中で感じたこと、悲しみも喜びも、アンネは毎日書き続けていたのです。家から一歩も出ることが出来ない中で、何を感じることが出来るのか?と疑問に思う人もいるかもしれません。ですが、彼女の想い、言葉は、隠れ家生活とは思えないほど、鮮やかな日常でした。

13歳の少女が紡いだ言葉に、私達は勇気を与えられることに疑う余地はありません。少し、紹介させていただきます。

「希望があるところに人生もあるのです」

「薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果があるはず」

「私の想像力は、どれだけ閉じ込められても羽ばたくのよ」

どうでしょうか。私たちが思う自由のある日常ではないはずなのに、生きることに希望を持っている様子が想像できます。

これらは家族で唯一生き残った父親により「本」となり、50か国を超えるほど多くの国で翻訳され、実に多くの人に希望を与えた一冊となりました。

2年です!2年の隠れ生活。見つかったら「死」の隠れ生活は、おそらく私たちの「自粛生活」とは訳が違います。もちろんコロナウイルスにより健康状態を害されたり、お店を開店することが出来ず、厳しい経営状態で困難な状況を抱えている方も大勢いらっしゃると思います。私達の今置かれている状況も決して楽ではなく不安なものです。

でも、アンネは「家の中でも数えきれないほどの幸せがある」ということに気が付かせてくれます。窓を開け、顔を出し、空の青さを、太陽の光を感じることが出来ます。好きな本や映画を選んでは没頭することが出来ます。食べ物が無くなることもなければ、水道が止まることもありません。電話やインターネットを使えば誰とでも繋がり、その絆を確かめられ、笑顔になることが出来ます。そして何より、外に出ていることが誰かに見られても、「収容所」に送られることはありません。「ガス室」に送られることもないのです。

そう、新型コロナウイルス感染拡大が収まれば、この状況を乗り越えることが出来たら、あの頃の「日常」が必ず戻ってくるのです。

"いつか"を信じて

極限状態のアンネが、なぜ明るい気持ちを持ち続けることが出来たのかは分かりませんが、アンネは「たとえ外に出ることができなくても、幸せはいくつもここにある」ということを私に教えてくれました。だから私は、この状況を"絶対明るく前向きに!"と、まではいかなくても、この状況を打破するために、支えるために頑張ってくれている人に思いを馳せたり、家の中での生活を楽しもうとしたり、誰かを励ましたりできるのかなと思うのです。

今ではアンネたちが隠れ住んでいた「隠れ家」は博物館となり、私たちはアンネの暮らしたその空気に実際に触れることが出来ます。

こんな今だからこそ。~アンネ・フランクに学ぶ自分を幸せにする方法~
(画像=『たびこふれ』より 引用)
こんな今だからこそ。~アンネ・フランクに学ぶ自分を幸せにする方法~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

自由が再び私たちのもとに戻った時、私が再び訪れたい場所です。そして「アンネのおかげで自粛生活も悪くなかったわ」とお礼が言えるように、今あるものを大切に、この日々を生きていきたいと思っています。

みなさんも一緒にいかがですか??

こんな今だからこそ。~アンネ・フランクに学ぶ自分を幸せにする方法~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

「あなたのまわりに残されている美しいもののことを考え、楽しい気持ちでいましょう」

アンネ・フランクの家 基本情報

文・写真・まえてぃー/提供元・たびこふれ

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