便利かつお得なキャッシュレス決済が、子どものお小遣いにも影響を与えているようだ。最新の調査で、子どもがスマートフォンを持つ親に対して「子どもにお小遣いを渡すときの手段」について聞いたところ、「キャッシュレス」や「現金とキャッシュレスの併用」が増加し、逆にもっとも多数派である「現金」は減少傾向にあることが分かった。
お小遣い、約4人に1人は「キャッシュレスでもらう」

(画像=初スマホを所有した子どもの学年、最多は「小学6年生」、続いて「中学1年生」(「MMD研究所」調べ)、『オトナライフ』より 引用)
調査を行ったのはMMD研究所で、2022年以降で子どもにはじめてスマートフォンを持たせた20~59歳の男女1,769人に事前調査を行い、そのうちの1,000人に対して「2023年1月はじめてスマートフォンを持つ子どもと親への意識調査」を行った。
調査によると、はじめてスマホを所有した子どもの学年でもっとも多かったのは「小学6年生」続いて「中学1年生」「中学3年生」の順となった。

(画像=「キャッシュレス」「現金とキャッシュレスの併用」を合わせると、およそ4人に1人がお小遣いをキャッシュレスでもらっている(「MMD研究所」調べ)、『オトナライフ』より 引用)
さらに、子どもにお小遣いを渡すときの手段を聞いたところ、もっとも多かったのが「現金」で61.2%。ついで「キャッシュレス」が11.8%、「現金とキャッシュレスの併用」が11.7%となった。一見、現金が強いように見えるが、前年の2022年と比較すると「現金」派は3.1ポイント減少し、「キャッシュレス」派が2.7ポイント増加、「現金とキャッシュレスの併用」派が1.3ポイント増加とじわじわ勢いを増している。
また、現在、子どもにお小遣いを渡している親に対して「キャッシュレスでのお小遣いを送金したいか」を尋ねると、「利用したい」「やや利用したい」という利用意向があわせて45.4%あり、こちらも2022年比で5.1ポイント増となった。