ナロータイの結び方のポイント
ネクタイの結び方にはさまざまな種類がありますが、結び方によって見た目の印象やバランスが違ってきます。では、ナロータイはどのような結び方をすれば良いのでしょうか。
ナロータイはダブルノットで大きい結び目を
ナロータイは通常よりも細いため、基本的な結び方であるプレーンノットで結ぶと結び目が小さくなり、バランスが悪くなってしまいます。
ナロータイを結ぶ際は、結び目に厚みや長さが出てバランス調整しやすいダブルノットで結ぶのが良いでしょう。ダブルノットは縦方向に結び目が長くなるのが特徴で、厚みも出るので結び目を大きくできます。
【ダブルノットの結び方】
- ネクタイを首にかけ、大剣を小剣の上に重ねるようにネクタイのつなぎ目部分を交差させます。
- 大剣を小剣び裏側に回し、上に重ねた大剣側を後ろから2回巻き付け、中央にできた結び目の輪に上から通します。
- 結び目を持ちながら輪に通した大剣を下に引き、形を整えます。このとき、結び目は少し大きめにまとめましょう。
- 小剣を手で引っ張りながら、結び目を上げて完成です。
ダブルノットの結び方を動画でチェック
簡単にできるプレーンノットはできるけれど、ダブルノットの結び方が分からないという方もいるでしょう。ダブルノットも慣れれば簡単に結ぶことができます。ダブルノットの結び方が分からない、自身がないという方は、動画でもチェックしておきましょう。
ナロータイの着こなし方
ビジネスシーンでは基本的にNGとされているナロータイですが、使用シーンによってはおしゃれで華やかな雰囲気を演出することができます。
比較的カジュアルでシャープ、スタイリッシュな印象を与えるため、カジュアルなシーンにおすすめです。ここではナロータイの着こなし方のポイントをシーン別にご紹介していきます。
ナロータイの着こなし①カジュアルシーン
シャープなナロータイは首元をすっきりと引き締めてくれる効果があり、カジュアルなジャケパンスタイルとの相性が抜群です。
例えばチェック柄スーツとグレーのスラックスのジャケパンコーデに無地のナロータイを合わせたり、グレー系ジャケットにグレー無地のナロータイを合わせればスタイリッシュで上品な印象になります。スリムスーツと合わせる場合は、落ち着いたカラーのナロータイを選ぶと良いでしょう。
ナロータイの着こなし②カジュアルパーティ
格式高いホテルが会場のパーティなどではナロータイは不向きですが、披露宴や二次会などのカジュアルなパーティではナロータイがおすすめです。
カジュアルパーティでは、ピンクなどのカラーや光沢感のあるストライプ柄、上品なペイズリー柄などビジネスシーンで使わないような色柄を選ぶのも華やかで良いでしょう。
またブラックスーツに同じブラックのナロータイで合わせるのも、クールでかっこいいです。カジュアルなパーティシーンでは、シックなスーツに遊び心のあるナロータイを合わせ、洗練されたおしゃれを楽しみましょう。
ナロータイの着こなし③ビジネスシーン
ナロータイはビジネスシーンではNGとされていますが、海外ではビジネスシーンでも使用されるようになってきており、日本でも着用しても問題ない会社が増えてきています。近年人気が高まっているスリムなシルエットのスーツなら、ナロータイとの相性も良いでしょう。
ビジネスシーンで着用する場合は、ネイビーやグレー、ボルドーなどのシックな色を選ぶのがおすすめです。またスーツの色に合わせてコーディネートすると、すっきりスタイリッシュな印象になります。ビジネスシーンで使うなら、職場の雰囲気やシチュエーションを考慮した上で着用するようにしましょう。