ネクタイの種類の一つであるナロータイは、細めのデザインが特徴のシャープでカジュアルな印象のネクタイです。ナロータイはビジネスシーンには不向きと言われていますが、上手に使えばおしゃれな着こなしができます。そこで今回は、ナロータイの特徴から選び方、結び方、着こなし方まで解説していきます。
ナロータイとは
まずはじめに、ナロータイとはどのようなネクタイなのか確認していきましょう。ナロータイは大剣の幅が4~6cmのネクタイのことで、スリムタイとも呼ばれます。通常のレギュラータイより幅が狭いためシャープな印象になり、スリムスーツやスリムシャツと合わせるのが定番です。
ネクタイの幅の種類
ネクタイの幅には「レギュラータイ」「ナロータイ」「ワイドタイ」の大きく3種類があります。一般的によく使われるレギュラータイは幅が7~9cmで、先端が三角形に尖っているのが特徴です。
ナロータイは幅が4~6cmと細く、カジュアルな印象になります。ワイドタイは幅が10cm以上あり、形はレギュラータイと同じですがクラシックで上品な雰囲気です。
細いナロータイの魅力が活かせるシーン
ナロータイは通常よりも細くおしゃれな雰囲気ですが、カジュアルな印象になるため着用するシーンには注意が必要です。ナロータイの魅力を活かすためには、ビジネスやフォーマルよりもファッションを重視したいシーンが良いでしょう。
ナロータイはビジネスシーンにはNG
ビジネスシーンでは、スーツの下襟の幅と同じ幅のネクタイを選ぶのが基本とされています。そのため、下襟よりも細いナロータイはビジネスシーンではNGとされており、ナロータイの着用を認めていない企業もあります。
またナロータイはシャープでおしゃれな雰囲気がありますがカジュアルな印象が強く、スリムスーツやモードな雰囲気のスーツ以外と合わせにくいのが特徴です。
スリムスーツやモードなスーツは「軽そう」「チャラチャラして層」という印象を与えることがあるので、特に就職活動や他社の方と関わるシーンでは、レギュラータイを着用するのが無難でしょう。