ライラックは小振りな花弁がいくつも重なることから華やかな見た目が人気の花です。
ガーデニングで庭で育てている人もいます。
そんなライラックには素敵な花言葉があるんです!!
ライラックとは?

ライラックはモクセイ科ハシドイ属の植物で、枝先に密集した花を咲かせます。
ここからは、そんなライラックの特徴や開花時期、原産、花名の由来について見ていきましょう。
特徴
ライラックは4つの花弁が筒状花となっていて、円錐花序(えんすいかじょ)を作ります。
円錐花序とは枝分かれして全体が円錐状に見える花のことであり、他の花に比べても華やかに見えるという特徴があります。
枝先が穂状となっているため、開花すると非常に華やかな見た目となります。
紫や白やピンクなどの花があり、色合いは淡いですが、華やかさも持ち合わせています。
また、とても香りが良いことから香水の原料にも使われることもあったりします。
開花時期
ライラックは、4月~5月の春から夏にかけて咲きます。
寒さに強くて花持ちも良いことから、西洋で古くから愛されている花です。
日本では北海道などの寒冷地でも植えられていることがあり、札幌を象徴とする木として知られています。
「さっぽろライラックまつり」は国内外から観光客が訪れるほどのイベントとなっています。
ただ、暑さには若干弱いので、自分で育てようと考えた際は、その点を考慮する必要がありますよ。
原産
ライラックの原産はヨーロッパのバルカン半島です。
16世紀頃からヨーロッパ全域に広まりました。
その豊かな香りと華やかな見た目が好評で、一躍ヨーロッパでは人気の品種として広まりました。
日本には明治時代中期に渡来したと言われており、現代でも春先に咲く花としても人気です。
花の名前の由来
ライラックという名前は、英語の「lilac」が由来となっています。
この単語自体は、ペルシャ語で青を意味する「lilak」が語源だと言われています。
花の色からこの名前が付けられたと考えられています。
また、ライラックは和名で「紫丁香花(むらさきはしどい)」と呼ばれます。
これは、ライラックの近種で淡い黄色もしくは白の花を咲かせる「丁香花(はしどい)」という花に由来する名前です。
他にもリラと呼ばれることもありますが、こちらはフランスでの花名から来ています。
ライラックの花言葉

ライラックには素敵な花言葉があります。
ここからはそんなライラックの花言葉について見ていきましょう。
全般的な意味の花言葉
ライラックには、「思い出」「友情」「謙虚」といった花言葉があります。
これらの花言葉はライラックの見た目が由来だったり、その匂いなどが由来されているともいわれています。
色による花言葉
ライラックは色によって花言葉も違ってくるため、色別の花言葉についてもご紹介します。
紫のライラック

紫のライラックは、「恋の芽生え」「初恋」といった恋愛に関する花言葉が付けられています。
その淡くも美しい色合いは、まさに揺れ動く恋心を表しているようにも見えるかもしれませんね。
白いライラック

白いライラックには、「青春の喜び」「無邪気」という花言葉があります。
何色にも染まっていないライラックの姿から、"無邪気"という意味が付けられるようになったそうです。
ピンクのライラック

ピンクのライラックは、「思い出」という花言葉があります。