全身運動のスキーは消費カロリーも高く、ダイエット効果も期待できます。しかし、実際にはどのぐらいエネルギーが代謝されているのかよくわからないものです。そこで今回は、スキーの消費カロリーやスノーボードと比較した際の運動量の違いなどについてご紹介します。
目次
スキーは本当に消費カロリーが高いのか?
初心者の方がダイエットを効果的に行うためには
スキーは本当に消費カロリーが高いのか?
スキーはダイエットに向いている?

スキーはウインタースポーツの代名詞ともいえるスポーツです。ゲレンデを滑るだけのように思われますが、体を使った全身運動でもあるため、意外と運動量が多いことでも知られています。とくに初心者の方は、スキーを上手に滑るために筋肉を鍛えることも必要です。このため、スキーにはダイエット効果が期待できるといわれています。
スキーの消費カロリーの計算法とは?

スキーに限らず何らかの運動の消費カロリーを計算する際に使う指数がMETsです。これは座って楽にしている状態を1とした際、この何倍のエネルギーを代謝しているのかを示す数値を表しています。たとえば運動目的のウォーキングは4.8、スキー全般は7.0です。
このMETs指数を使った消費エネルギーを計算する式は[METs数値]×[運動時間(時間)]×[体重(kg)]×1.05とされています。この計算式を使えば、ある運動で消費されるカロリーがおおよそわかるということです。
スキーの消費カロリーはずばりこれ!

スキーで代謝される消費エネルギーは体重と運動時間によって変化します。たとえば、体重50kgの方が1時間スキーをした際の消費エネルギー、7.0×50×1.05=367.5キロカロリーです。
なお、スキーのMETsの指数はハードなウォーキングやジョギングと同じです。ジョギング1時間の運動となるといささかハードに聞こえますが、スキーであれば1時間はあっという間な印象を受けます。遊びながらダイエット効果が期待できるのはうれしい限りです。
初心者の方がダイエットを効果的に行うためには
おもに下半身の筋肉を鍛えよう!

スキー全般の消費カロリーを高めるためには、スキーで使う筋肉を鍛えていくことも必要です。スキーでは主に下半身の筋肉を使いますが、バランスを取るためには体幹を鍛えることも重要となります。
なお、下半身の筋肉は大腿四頭筋、ハムストリングス、大臀筋などです。日ごろからこうした筋肉を鍛えていくことで、ゲレンデでスキーを楽しみながらエネルギーを代謝しやすくなります。とくにスキー初心者の方は日ごろから意識して運動を取り入れていきましょう。
大腿四頭筋の筋トレメニュー
大腿四頭筋とは太ももの筋肉で、体の中でも最も大きい筋肉です。体重を支える大きな役割を担っているこの大腿四頭筋はスキーをする際にも重要な筋肉ですので、この筋肉を鍛えることで体のバランスを取りやすくなります。
ハムストリングスの筋トレメニュー
ハムストリングスとは、おしりの付け根のあたりから太ももの裏側あたりに位置する筋肉のことです。この筋肉はひざを曲げたり股関節を動かしたりする運動に働くため、スキーをする際に重要な筋肉となります。ケガなどの予防面においてもしっかりと鍛えることが必要です。
大殿筋の筋トレメニュー
大殿筋はヒップの中でも最も大きな筋肉です。 骨盤の後ろから太ももの横まで伸びており、上半身を支え、下半身との動きをつなぐ役割も担っています。足を後ろに蹴り出したり、足を踏み込んだときに下半身を安定化させる働きがあるため、スキーをする際にも重要です。