OpenWorkは18日、「Z世代&ミレニアル世代の転職活動に関する意識調査」の結果を発表した。
就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:大澤 陽樹)は、「Z世代&ミレニアル世代の転職活動に関する意識調査」を発表しました。
3年ぶりに規制の無い年末年始が実現し、徐々に生活がコロナ前を取り戻しつつありますが、経済市場は為替相場の不安定性や景気後退への懸念など未だ多くの不安が残っています。そのような環境の中、2021年の転職者数はリーマンショック以降と同じくらいまでに減っていましたが、2022年以降は活性化を見せています。
オープンワークでは、24~34歳の約2,500名を対象に、転職に対する意識調査を実施しました。将来への不安が多い現代において、Z世代やミレニアル世代の方は転職に対してどのような考えを持っているのでしょうか。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:1都3県(東京/神奈川/千葉/埼玉)、中京(愛知/岐阜/静岡)、関西(大阪/京都/兵庫)、福岡県に在住の24~34歳男女
■調査期間:2022年12月
■有効回答数:約2,500名
サマリー
・2022年の転職者数は2021年と比べ、増加傾向となった。
・転職活動をしている人は、転職活動をしていない人と比べ、「希望条件実現」か「年収アップ」のどちらかを選んでいる傾向が強い。
・転職活動をしている人は、年収ダウンよりも転職後の会社の社風や人間関係について不安を持っている。
・転職活動している人が転職サービスに求める機能は、「ブラック企業が載っていない」や「社員クチコミなど企業の実態が分かる情報」など、求人票からは読み取りづらい情報提供。
転職経験者は約60%。福岡・関西エリアは関東エリアを上回る結果に
転職経験者は約60%と半数以上が1回以上転職をしたことがある実態が明らかになりました。
転職経験者をエリア別で見ると、福岡エリアが67.4%でトップとなり、関西エリア(大阪・京都・兵庫)が62.5%、関東エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉)が56.3%と続く結果になりました。
全体

エリア別

この一年で、転職活動を行っている人は増加傾向に
年間転職者数は、コロナ前の2019年は353万人でしたが、2021年には290万人に縮小しました。
しかし、「転職活動をしている・した人」は、2021年12月調査の6.8%だったのに対し、2022年12月調査では7.3%と増加傾向となり、生活環境の改善とともに転職市場も再活性し始めていることがわかりました。
*出典:厚生労働省「令和4年版 労働経済の分析」(労働経済白書)
