3. アルジェリアの優雅な昔の暮らし
華やかで写真映えのする内装が印象的なバルド博物館ですが、昔の暮らしを再現している部屋もあり、文化的側面でも学ぶことができる場所です。
3.1 ハマム

アルジェリア人の暮らしに欠かせないのがハマムです。ハマムとは、日本でいうサウナのような浴場を指します。部屋全体が温まり、そこで体を洗ったりアカスリをします。
昔の宮殿にもしっかりハマムが存在していて、このバルド博物館ではハマムの部屋と、ハマム後に身支度をする小さな部屋が再現されています。なんだか日本の温泉の文化と似ていますね。

3.2 食事の支度場

博物館内部には、窯やキッチンのような火を使った場所も残されていますが、別室には食事を用意していたであろう部屋が存在します。
アルジェリア料理はなんせ準備にも時間がかかるものが多いため、ここではその支度をしていたとされています。よく見ると代表的な料理である世界最小パスタのクスクスを作る道具や、伝統菓子の型が置いてあります。ここで時間をかけて料理を準備していたことが分かりますね。
3.3 カフェ

宮殿の中にもカフェのような場所があります。椅子は壁に沿い、何人か一緒に座れるような長椅子です。テーブルには小さなカップがあり、ここでコーヒーやお茶を飲んでいたのでしょう。よく見るとシーシャがあり、至福のひと時が過ごせる場所のようです。
3.4 寝室

奥には立派なベッド、そして赤ちゃんを眠らせるゆりかごのようなものも置いてあります。
そして椅子というより座布団に近い敷物があります。意外にも、昔のアルジェリア人は日本人のようにカーペットの上にそのまま座るという習慣もありました。現在はソファが主流になっていますが、日本に近い習慣がありました。
他にも、バルド博物館では様々な見どころが隠されており、想像してもいなかった発見ができる場所になっています。
まとめ

行けば必ずフォトジェニックな写真が撮れる場所、バルド国立博物館はいかがでしたか?
ぜひご自身のお気に入りの色合いの部屋を見つけて、撮影してみてくださいね。今までとひと味違う写真が撮れること間違いないでしょう!
バルド国立博物館
- 住所:03 Avenue Franklin Roosevelt, Alger - Algérie
文・写真・川面 朝美/提供元・たびこふれ
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