ほとんどの海外旅行先で、必ずと言っていいほど訪れる人気の観光スポットは美術館・博物館ではないでしょうか?
絵画や彫刻品、その地で発掘された古代の出土品など、日本では見ることができない雰囲気の全く異なる貴重な品に目を輝かせる人も多いはずです。
今回はアルジェリアの首都アルジェでおすすめの観光スポット・バルド国立博物館をご紹介します。なんたってこの博物館、どこを撮ってもインスタ映えしてしまうリアルフィルターを持つビジュアルNo.1の博物館なんです!

目次
1. そもそもバルド国立博物館とは
2. 入ると別世界!フォトジェニックな内部
1. そもそもバルド国立博物館とは

現在国立博物館として、旅行者はもちろんアルジェリア人をも魅了し続けているこの場所は、18世紀末に隣国チュニジアから亡命したチュニジア人によって建てられました。
裕福だった彼は、この場所を夏に当時の著名人を受け入れるための別荘地(離宮)のように利用していました。その後月日が経つとともに所有者が変わっていき、最後の所有者はフランス人になりました。
1930年、アルジェリアの植民地100年に到達した記念にフランス人により博物館と変わり、彼による先史時代の出土品のコレクションが展示されていきました。
2. 入ると別世界!フォトジェニックな内部
2.1 入り口

博物館の門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのは入り口へと繋がる一直線の道。この道のサイドには高々と伸びたヤシの木などの木々が茂り、風に揺れる木の音と鳥の鳴き声だけの静かな空間へと早変わりします。この木々を両サイドに撮る写真は、トロピカルな楽園がイメージできる爽やかな写真になりますよ!
2.2 先史時代の展示

受付を抜けると、今度は博物館らしい先史時代の出土品が展示されている部屋に繋がります。
これらの展示品は人類の歩みが分かる主にアルジェリアから出土された古代のもので、日本の先史時代とは少し違う、または反対に似ている道具やアクセサリーを見ることができます。日本と離れている地で似ている道具があったことに少し感動する方もいるようです。
2.3 大広間

展示室を出ると、この博物館をよく知らない人はそのまま帰ってしまいそうですが、奥に一番の見どころが隠されています。
そう、ここが離宮として使われていた宮殿を実際に見ることができる場所なんです。
入り口を抜けると、まさにそこは楽園。まるで時が止まったかのような静けさと別世界のような建築に見惚れてしまうことでしょう。爽やかな色のタイルと木材をアクセントにした伝統的な造りの建物、中央には噴水、真上にはアルジェリアが誇る青い空。この広々とした贅沢な空間の中央に立って、ぜひポーズをとってみてください。
2.4 大広間を眺める部屋
大広間のサイドをよく見ると、奥に椅子が置いてある空間に気付きます。この空間には少し階段があり、上がっていくとまた別色のタイルが敷き詰められた華やかな部屋へと変わります。椅子に座って遠くから大広間を眺めることで、リラックスした贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。
2.5 天井

この宮殿の内部へ入っていくと、いくつもの部屋がありますが、どの部屋もタイルの色合いがとてと綺麗です。
その中でも特に印象深いのは、このブルーのタイルが一面に貼られた部屋。入った瞬間、"わあ!"と思わず声を出す人がどのくらいいるでしょうか。
上を見ると、この部屋の天井にははっきりとした色合いの素晴らしいデザインが施されています。床から天井までが一つの作品のようで、見応えがある部屋です。天井まで写した写真を撮ってみるとこの部屋の魅力がより伝わるはずですよ。
各部屋ごとに雰囲気が変わるので、ぜひご自身のお気に入りの部屋を見つけてみてくださいね。
2.6 扉

実はこの宮殿の魅力は部屋だけではありません。
素敵な部屋には素敵な扉があることをご存知ですか?この宮殿も例外ではありません。
扉を見てみると、木製の重厚で立派な扉があります。日本では、まず出会うことのできないこれらの扉はぜひカメラに収めたいですね。