夜明けとともに釣りスタート
当日は午前7時ごろに釣り場に到着、釣り人が2人いたが、シーバス釣りとのこと。釣り座を決め、道路側で仕掛けとまきエサ作り(テトラ下に落とさないため)。
道具を手の届く場所に並べて、まずは正確なタナ取りを行う。水深は7m近くで、それから30cm深くウキ下を設定した。
釣り始める前に左前方15m先にある沈みテトラ(根掛かりする場所)周辺にまきエサを打ち、チヌをこの場所に集める。ウキが見える明るさになってきたので釣り開始。潮は引き潮(左から右へ)にもかかわらず右から左へゆっくり流れていた。
当日の釣り方
![波止のフカセ釣りで越冬チヌ5尾手中【福岡】 沖の沈みテトラ周り狙いが的中](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2023/01/20230120_se0705.jpg)
A点(別図)に仕掛けを投入し、同じ場所へまきエサ。仕掛けはB点へ流れていく。この下には沈みテトラがある。
さらにゆっくり流れていったとき、ウキがモゾモゾしているではないか。これはチヌがつけエを口で確認している状態。ウキが潮流れに対してやや遅れ気味になったときはチヌが食っているときで、このようなアタリの多くは水温が下がり、魚の活性が鈍くなったときに起こる。そのためウキの動きをよく見ていないと見逃してしまいがちになる。
このようなときはハリ掛かりさせる工夫として私はハリスを長めに取り、エサが自然に潮に乗ってまきエサとつけエが同調しながら、ゆっくり海底まで沈んでいくようにしている。
35cmメイタ登場
すると次の瞬間、スーッとウキが沈んだ。冬場は早アワセは禁物、3つ数えて軽く手首でアワセを入れた。するとサオが大きく曲がり、沖合い20mで掛けた魚はなかなか近くに寄ってこない。
このままでは沈みテトラにハリスが触れて切れてしまうため、サオ全体のパワーを使って強引に引き離す勝負に出た。すると少しずつだが手前に寄って来た。何回か強烈な締め込みに耐えて浮かせ、一気にタモですくった。検寸の結果、35cmのメイタだった。
前日の寒波の影響で0尾釣果も覚悟していたのだが、開始15分で釣れるとは驚きだった。
当日の釣果
その後、9時までの2時間で35cmを頭に34、33、30、28cmと計5尾のメイタが立て続けに釣れた。10時をすぎたころ、目の前で網が張られたので納竿。最後に周辺のゴミを拾って帰路に就いた。
なお、釣行時は救命胴衣と磯グツを必ず着用すること、テトラでの釣りは安全第一を考えて釣ってほしい。
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<週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>
苅田港