1.エイの生息ポイント

では、ちょっと視点をかえて意外なポイントを探って行きましょう。まずは何かと嫌われるエイ。イソメ類や小魚、貝類などを好んで食べます。特に河川に入るエイは砂地に多く、この砂地にはイソメや貝類、エビなどが多いです。同時にそれを狙うシーバスや他の魚も多く、特にバチ抜けポイントにはエイが多い。そんな印象です。

ウェーディングする方などはエイガードをするように、やはりシーバスの好ポイントにはエイが多いのは間違いないでしょう。陸っぱりでも同じです。まずはエイを探す所から始めてみましょう。

ちょっと意外な陸っぱりシーバスポイント3選 有名場所ではシーバスは釣れない?エイがいればシーバスも釣れる?(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

2.水鳥オオバンの生息ポイント

全国どこでも見かけるこのオオバン。小型の黒い水鳥です。川の壁面や沈む岩周りに着くコケや、流れてくる藻類などを好んで食べます。特に壁面に付くコケ、これは同時にベイトが好むエサでもあるのです。

カモや他の水鳥も参考にはなりますが、どこにでもいるわけではないし、警戒心が高いので観察が難しいです。その点オオバンは見つけやすいし、人が近付いてもそれほど警戒しません。脅かさなければ近距離で何を食べているかが丸わかりです。オオバンのいる所、ベイト多しと思っていいでしょう。

ちょっと意外な陸っぱりシーバスポイント3選 有名場所ではシーバスは釣れない?壁際のコケを食べるオオバン(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

3.干満の差でかわるポイント

河川には干潮時には干潟になるが、満潮時にはベイトが寄り付く好ポイントにかわる。そんな所があります。これは干潮時に釣り場を見ておかないと発見できませんし、満潮時しか釣りになりません。なので、狙うタイミングがとても重要。いつ、どの潮周りで釣るのか?どんなルアーで釣るのか?自分なりの攻略法が必要です。

しかし、これが解れば他のアングラーが釣りにならないと判断しても自分だけは釣ることが可能です。こういったポイントは根掛かりも多く釣りにくいですが、超が付く好ポイントなので難しいですが狙ってみる価値は大です。

ちょっと意外な陸っぱりシーバスポイント3選 有名場所ではシーバスは釣れない?満潮時には水没する干潟(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

身近な河川を見直そう

いかがだったでしょう?シーバスのポイントは身近で意外な場所が多いと思わないでしょうか?言われてみれば……そのような場所が多いのです。

橋脚周りや明暗といったわかりやすいポイントは、全国どこでもスレきっている。昔はもっと釣れたのに……と誰もが感じる近年。穴場的な場所を見つけても駐車場がない、足場が悪い、オバケが出る、立ち入り禁止になってしまったなど、本当にシーバスフィッシングは釣りそのものが身近でなくなってきています。だからこそ周りの環境を見直し、釣りそのものを変えて行く必要があると考えます。

確かにイナッコやコノシロ、サッパなどを見つけるのが近道ですが、それだけでは十分とは言えません。特に冬場は水鳥のエサがそのままシーバスフィッシングに役立つし、エイも低水温に強いから食性は参考になります。イナッコやコノシロがいなくても、これならシーバスに近付けると思う。

春や秋など釣りやすい季節なら多少スレていても釣りになるが、それ以外の季節はそうは行きません。新しい場所を見つけるのではなく、新しい視点を持って身近な河川で一年中シーバスフィッシングを楽しみたいものです。そのために周りの環境からシーバスを想像してみてほしい。筆者はそのように思います。

ちょっと意外な陸っぱりシーバスポイント3選 有名場所ではシーバスは釣れない?こういったポイントはスレていて釣れない?(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

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<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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