MMD研究所は2022年12月26日~27日、2022年以降にはじめてスマートフォンを持った子がいる親に対して「2023年1月はじめてスマートフォンを持つ子どもと親への意識調査」を実施。1,000人から回答を得た。子どもにスマホを持たせれば心配事もともなうが、うまく活用すれば、友達との輪を広げることができたり、学習に活用できたりする便利なものでもある。直近の親子のスマホ事情はどのようになっているか、調査結果を紹介していこう。
低年齢ほど細やかな見守りの目が必要に

(画像=最も多かった回答は「小学6年生」で14.9%だった(「MMD研究所」調べ)、『オトナライフ』より 引用)
はじめに「子どもにはじめてスマートフォンを持たせた学年」を聞いた。なお、質問対象は2022年以降に子どもにはじめてスマートフォンを持たせた20歳~59歳の親1,769人である。最も多かった回答は「小学6年生」で14.9%、2位は「中学1年生」で12.7%、3位は「中学3年生」で10.0%だった。スマホを持たせるのは、進学やその直前のタイミングで、と考える親が多いようだ。小中高別では、「小学生」のうちからスマホを買い与える親が過半数となり、スマホデビューが低年齢化傾向となっている。

(画像=「不適切な写真を送るように言われたり、意思と関係なく送られてきたりした」というトラブルも少なくないようだ(「MMD研究所」調べ)、『オトナライフ』より 引用)
さらに「子どもがスマートフォンを所持してからのトラブルに巻き込まれた経験」を聞いたところ、小中高別では「小学生」が26.8%、「中学生」では13.8%、「高校生」では10.0%と、低年齢の子どもほどトラブルに巻き込まれやすいことが明らかとなった。具体的には、「ゲームや有料課金サイトで大幅に課金してしまった」「LINEなどのコミュニケーションツールで既読無視されて、友人と険悪になってしまった」など。やはり、低年齢のうちからスマホを持たせることになった場合には保護者が注意して見守ってあげる必要がある。