おすすめのルアー4選

ルアーのタイプは定番はシンキングペンシルで、リップレスのフローティングミノーも有効になる。とりあえず揃えておけば安心の定番ルアーを紹介しよう。

ベイルーフマニック115

DUOの「ベイルーフマニック」はバチ抜けパターンの王道ルアー。シンキングペンシルだが、流れを受けて浮き上がる設計がされているため、バチ抜け攻略に必要なスローリトリーブで表層をしっかりと探れるルアーだ。

飛距離も抜群で広範囲に探れるのもメリットになる。お財布に余裕があればサイズでアピールできる「マニック135」も揃えておこう。

にょろにょろ105

「にょろにょろ」はジャクソンのシンキングペンシルで、こちらもバチ抜けパターンでは超有名なルアー。レンジコントロールもしやすく、レンジを入れて釣りたい状況に最適だ。

スローリトリーブすると、その名の通りにょろにょろとしたロールアクションでシーバスを誘ってくれる。

エリア10

ガイアのリップレスフローティングミノー「エリア10」もバチ抜けの鉄板ルアーとして知られている。あまり泳がないルアーだが、バチ抜けシーズンにはそれが大きな武器になりハマることもしばしば。

移動重心を採用しているため、着水したらロッドを煽ってウエイトを戻してあげるのがコツとなる。荒波が立っているような状況ではバランスが取りづらいルアーなので他のルアーに交換しよう。

キャロット72S

ダイワの「キャロット72S」はシーバスゲームの第一人者大野ゆうき氏監修のルアー。メタルプレートのヘッドが特徴で、水面直下を引波を立てながら巻いてくるアクションがシーバスに効く。

サイズの小ささを活かした小型のバチが主体の状況や、水面でボイルが起きているようなシーバスが積極的に捕食しているときに特に効果的。

バチ抜けの釣り方

バチ抜けパターン攻略において、最も重要な要素はルアーのアプローチとなる。特にルアーを流す速度が重要となり、バチの動きに同調し、シーバスに違和感を与えないことが釣果を分けるポイントとなる。

アクションはドリフト

イメージする状況としては、遊泳力の弱いバチは潮流に逆らって泳ぐことはなく、シーバスは流れに頭を向けて流されてくるバチを待っている。そのためアプローチは潮流の効いたポイントを狙い、潮上にキャストする。ルアーを潮流に乗せて、潮下へと流していこう。このときの注意点としては、自らのリーリングでルアーを必要以上に引っ張らないことだ。リーリングはイトフケを回収する程度でスローにリトリーブしよう。

5分でわかる!バチ抜けパターン完全解説 おすすめルアーも紹介基本はスローなナチュラルアクションで釣ろう(作図:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

あくまでもルアーの動きは、潮流に委ねることが大切だ。また、ルアーアクションについても同様の考え方となり、自らが穂先を動かすなどしてアクションを演出するのではなく、ルアーが持つ自然なアクションでアプローチしてみよう。

5分でわかる!バチ抜けパターン完全解説 おすすめルアーも紹介潮の流れにルアーを乗せる(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

表層のレンジを探る

また、構えるロッドの角度でルアーの潜航深度を微調整し、シーバスの反応を探ってみよう。ロッドを立てることによって、ルアーは海面直下で引き波を立ててアクションし、逆にルアーの遊泳層を下げる際は、ロッドの構えを下げてみよう。

また常夜灯下や明暗部では、明るい場所から流されるバチをイメージし、暗部で待ち構えるシーバスへとルアーを流し込むイメージだ。

アタリはショートバイト

バチを捕食する際のシーバスは逃げ惑う小魚を捕食する際とは違い、軽く吸い込むような捕食形態を示す。そのため釣り人にはガツンッ!という明確なバイトが伝わりにくく、コツンとかコツコツといったショートバイトと呼ばれる非常に繊細なアタリが多い。

5分でわかる!バチ抜けパターン完全解説 おすすめルアーも紹介バチ抜けはショートバイトが多い(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

このようなケースでは、「アタリはあるけどハリ掛かりしない」といった状況に陥りやすく、それを解消するためにも早アワセは厳禁。しっかりと手元に重みが伝わってからアワセを入れよう。

またそれでもハリ掛かりが悪いような状況では、少しロッドを手前に送ってからアワセを入れるなども試してみよう。ルアーによっては購入時に付いているフックの刺さりや強度が弱いこともあるので、信頼できるフックに交換しておくといい。

やり取り&取り込み

取り込みに関してはハリ掛かりが浅く、リアフック1本だけといったケースも多い。ファイト中は強引なやり取りは極力控え、障害物の少ない河川や漁港などであればシーバスが走って抵抗したときは、リールのドラグを滑らせることによって体力を奪い、焦らずファイトしよう。

5分でわかる!バチ抜けパターン完全解説 おすすめルアーも紹介強引なファイトはNG(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

またシーバスがジャンプした際にハリが外れることが最も多いので、ロッドを寝かせて穂先を海面に近づけることで、シーバスのジャンプは抑制できるので覚えておこう。

5分でわかる!バチ抜けパターン完全解説 おすすめルアーも紹介エラ洗いはロッドを寝かせて対応(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)