携帯電話の契約件数が日本の総人口を超えた現代社会において、スマホは重要なライフラインのひとつだといっても過言ではない。しかし、なんらかの事情があり、スマホの契約ができない状態に陥る人もいる。その多くは生活困窮者だ。今回は、銀行口座やクレジットカードなどを持たない人も契約できる、業界初のサービス「誰でもスマホ」について紹介したい。
クレジットカードや銀行口座を持たない人でも契約可能

(画像=「誰でもスマホが持てる!」はSDGsの目標のひとつ「貧困の解消」などに取り組んだサービスでもある(画像は「誰でもスマホ」公式サイトより引用)、『オトナライフ』より 引用)
株式会社アーラリンクは、2023年1月16日に格安スマホサービス「誰でもスマホ」を提供開始した。ドコモ回線を利用したMVNOで、基本プランは音声通話24時間かけ放題と任意の容量のデータ通信がセット最安は1GBで3,278円(税込・以下同)。格安SIMにしては高めの料金設定に感じる。しかし、24時間通話し放題でコンビニ決済可能、契約時の審査のハードルが低いことなどを考慮すると、この料金は納得できるだろう。
さらに、スマホ端末も古いモデルではあるが、手ごろな値段で購入することができる。「iPhone 6s」が2円、「iPhone 7」が1,680円、「iPhone 8」が4,980円、Androidスマホも「AQUOS wish2」などのエントリーモデルが4,980円など。分割払いは信用情報機関の審査が必要になることから、一括払いができる価格帯のスマホがそろう。