目次
SaaSのデメリット
 ・SaaSの代表例
Googleスプレッドシート
 ・Dropbox
 ・サイボウズ
 ・メルカート
まとめ

SaaSのデメリット

ここまで、SaaSのメリットについて解説してきましたが、当然ながらメリットだけではありません。SaaSにおけるデメリットとして最も代表的なものは、カスタマイズの自由度が低い点が挙げられます。

先述したとおり、SaaSはベンダーが提供しているサービスであるため、ベンダーが設定した範囲でのカスタマイズしか行えません。そのため、SaaSの利用を開始して自社の業務を行うにあたって機能が不足していた場合、SaaSに合わせる必要が生まれるのです。

業務効率化のために導入したSaaSの機能によって、業務形態などが変わって業務効率が下がってしまっては本末転倒です。自社の業務に適したSaaSが見つからない場合は、オンプレミス型のシステム導入や自社開発を検討することを推奨します。

SaaSの代表例

SaaSには数々のサービスがありますが、代表的なSaaSとして下記の4つが挙げられます。

● Googleスプレッドシート
● Dropbox
● サイボウズ
● メルカート

それぞれ順番に解説します。

Googleスプレッドシート

Googleスプレッドシートは、Googleが提供しているオンラインで編集可能な表計算ソフトのことです。Googleスプレッドシートを使用することで、マルチデバイスでの編集が実現するほか、Web上のCSVを直接シート化することや、他のGoogleサービスとの連携なども簡単に行えます。

簡単な表計算ができることはもちろん、複雑な関数も扱えることから、大きな規模の数値管理も問題なく行えるでしょう。

Dropbox

Dropboxとは、専用のフォルダへファイルをドラッグ&ドロップすることで、オンラインストレージとローカルにあるコンピューターとの間でデータの共有や同期を行うサービスのことです。

Dropboxを使用することで、ストレージ内にあるファイルの変更履歴をロールバックできるため、運用状態をより明確なものにすることが可能です。また、他のオンラインストレージでは、ファイルを変更するためにはオンライン環境での操作が必須ですが、Dropboxではオフラインでも使用できる点が大きな強みと言えるでしょう。

サイボウズ

サイボウズとは、社内で必要となるシステムの機能を網羅的に備えたSaaSです。企業内におけるファイル管理やメール管理、ToDoリスト作成の機能はもちろんのこと、タイムカード機能なども備わっているため、人事管理やプロジェクト管理がサイボウズ1つで完了できるのです。

1ユーザーあたり月額500円で使用できる点から、中小企業を中心に多くの企業で導入されています。

メルカート

メルカートは、豊富な実績を持ったECのエキスパートが、EC制作から運用までを一元サポートするSaaSです。ジャンルや規模を問わず、さまざまな企業に導入されており、大きな成果を上げているEC系のSaaSとして知られています。

ECを作成できるサービスはこれまで多く提供されてきたものの、メルカートは2023年1月現在では唯一、分析や改善・マーケティングなども行ってくれるEC系のSaaSです。ECにおける成果を最大化させたい事業者にとって、理想的なSaaSであると言えるでしょう。

まとめ

本記事では、SaaSの基本的な概要や、SaaSに似た用語との違い、おすすめのSaaSについて解説しました。SaaSを導入することによって、業務の効率化を低コストで行えるというメリットがあります。また、2023年1月現在においても、非常に多くのSaaSが開発されているため、自社に合ったものを探すことが可能です。

ぜひ本記事を参考に、SaaSを有効活用して、事業の拡大を図ってみてはいかがでしょうか。

提供元・MarkeTRUNK

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