年始は魚の着き場がマチマチ

年が明け、ぼーっとしていて、ふと海水温の情報を見ると、なんと数日で3℃近く下がっていた。これ以上下がるともう冬の釣りはできなくなる。ほとんど慌ててメバリングに出かけた。この時点で楽しい釣りとはいえない。釣りをしなければ、という強迫観念に近い。

この日はメバリングロッド1本。アジは見切って、メバルひとつ。レンジを釣り分ける意識でヘッドのウェイトもちょこちょこ調整した。0.4g~3gまで。思った通りメバルの着き場所がいつもの表層ではないので、底までサーチする。

しかし、カサゴのアタリも出ない。どこもかも打って潰して、もう正直無理かなというところで、足元にマイナス方向のスリットが入った場所を見つけた。要するに自分のまたぐらに打つようなキャストで、そんな姿も本当に最終手段みたいな感じだが、これがうまくいって隠れていた仔メバルが出てきた。

大阪湾奥ライトゲームの釣り納め&初めはハードモード ギリギリ仔メバルと対面新年初フィッシュ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

おみくじを引いたみたいな釣れ方。小吉というところか。

すべて「海水温」に尽きるのか

なんとか釣れた、という正直面白くはない印象の年末年始の釣りだった。ただ、面白いことばかりではないので、釣りではこういうつまらない思いをしておくことが大事。それが海釣りの実質オフの年末年始にくるのは、いつもながら輪をかけてつまらないことだが。

魚の動きの上げ下げは、すべて海水温に尽きる、といえるだろう。冬の釣りは、海水温ががくっと下がると辛い。下がっている中でも、比較的安定している週を選ぶなどすればまだ釣果が出やすい。潮、風向き・風速、海水温。特に「海水温」が大事な時期になった。

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<井上海生/TSURINEWSライター>

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