現代人のスマホ管理術

スマホに管理されて集中力を奪い取られるのではなく、スマホを管理するための技術について取り上げたい。筆者は専門家ではないが、下記を意識して集中力を維持している。

まずはシンプルにスマホを遠ざけることだ。同じ部屋に電源が入っている状態だけでも集中力は奪い続けられる。だが、2つ部屋に機内モードにして置いておくのが良い。筆者は夜は家に持ち込まず車の中に置きっぱなしにしている。つい気になってスマホを見る、ということをなくしている。また、どのアプリでも通知は原則OFFが良い。通知がONではまったく仕事にならないので、通知は必ずOFFにする。

そもそも、集中力が必要な人は集中力を奪う活動をスマホを通じてしないほうが良いだろう。仕事でインスタグラムやTwitterなどのアプリを使うのはいいが、プライベートの遊びで承認欲求を満たすためにSNSをすると四六時中自分の投稿への反応が気になってしまう。だからこうしたアプリはスマホに入れないようにし、どうしてもやりたければPCのみでやるようにするのである。

新たなるテクノロジーの登場をするたび、「できる人・できない人」に大きな差がついていく。

IT革命が起こった時、「ナレッジシェアリングが世界規模で起こることで、人類の知力格差はなくなる」と予測されていたが、結果的にはこの逆のデジタルデバイドが起きた。スマホの登場も同じで、「これでいつでも仕事ができる。効率化になる」と思われていたが、ふたを開けると集中力を奪い取られ続けて以前より仕事や日常生活に支障をきたすケースは増えた。

どこまでいってもテクノロジーは使うものであり、使われるようではいけない。

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