こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

昨日から国会がスタートし、明日25日からはいよいよ衆参両院における代表質問で論戦の火蓋が切って落とされます。

その前に、所信表明演説を聞いていくつか私の心に残ったポイントを記しておきます。

第二百十一回国会における岸田内閣総理大臣施政方針演説

先日の欧州・北米訪問の際、ある首脳から、「なぜ日本では、議会のことを、英語でparliamentではなく、Dietと呼ぶのか」と問われました。確かに、ほとんどの国は、議会を英語でparliamentと呼ぶようです。調べてみたところ、Dietの語源は、「集まる日」という意味を持つラテン語でした。

今回の所信表明演説は、小話からスタートする意外な展開でした。まあそれはいいとして、結局、所信表明演説の中で総理はなんでDietと呼ばれるようになったかは教えてくれません!謎掛けをしたら答えも教えて欲しい!

Dietの語源がラテン語であることはその通りなのですが、これは明治時代の帝国議会はドイツ(プロイセン)の在り方を主な参考にしていたので、プロイセン帝国議会(Reichstag)を英訳したことに由来するようです。

参考サイト: National Diet? -ダイエット(日本の国会)は通じない?-

で、次に続くくだりが挑発的というか、なかなか味わい深いのです。

政治とは、慎重な議論と検討を積み重ね、その上に決断し、その決断について、国会の場に集まった国民の代表が議論をし、最終的に実行に移す、そうした営みです。私は、多くの皆様の御協力の下、様々な議論を通じて、慎重の上にも慎重を期して検討し、それに基づいて決断した政府の方針や、決断を形にした予算案・法律案について、この国会の場において、国民の前で正々堂々議論をし、実行に移してまいります。「検討」も「決断」も、そして「議論」も、全て重要であり必要です。それらに等しく全力で取り組むことで、信頼と共感の政治を本年も進めてまいります。

検討ばかりと揶揄されてきたけど、何が悪い!その上で俺は、これだけのことを決断してきたのである!

というプライドがほとばしる発言です。これもいいんですけど、なんというか、自分で言うことじゃない気はしますよね。ネット風に言うと「煽り耐性が低い」という感じでしょうか。