感染をずっと抑えて結局は爆発して日本の死者を追い抜いた国

前回のエントリーにも書きましたが、第5波まで「検査をたくさんして抑え込んだ」とコロナ脳や感染症専門家に絶賛されていたアジア各国はどうなったか。

韓国、ベトナム、香港、シンガポールを見てみます。中国は本当のデータを出しているとは考えづらいので無視します。

まずは人口あたりの感染者数

香港がいま、日本と人口を合わせると1日5000人死んでいる理由
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

4国とも日本をぶち抜いています

要するに、検査をしまくって隔離してアプリで追跡しまくって規制しまくった国々は、当初こそ賞賛されましたけどデルタあたりで一気にその手法はなんの意味もなくなり、人口あたりの感染者数で日本を上回りました。つまり

感染力が強くなった感染症では規制など無意味!!

ということが言えると思います。

次に顕著なのが人口あたりの死者数です。

香港がいま、日本と人口を合わせると1日5000人死んでいる理由
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

香港とベトナムは日本をブッチ抜きでたくさん死んでいる

ということがわかります。わたしはこれを「抑え込めば抑え込むほど自然感染の抗体を持てなくなり、ワクチン抗体だけでは弱すぎる」という仮説を立てています。最初は抑え込んでいるように見えても、感染力が強くなると逆効果になる。もう「コロナを抑え込もう」みたいな考え方はまったくのナンセンスですよ。

どうしてベトナムで死者が多いのかについては、年齢別の接種率がないのでわかりませんが、まずはワクチンが中国製のシノバックで効果が薄かったこと。日本から何度にも渡り追加のワクチンを供与しています。この差が大きかったと思われます。また医療レベルも韓国や香港、シンガポールや日本より特に農村部ではかなり低いと思います。

で、香港の死者数は日本と人口を合わせると1日5000人。異様に亡くなっていることについては

香港がいま、日本と人口を合わせると1日5000人死んでいる理由
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

なんと高齢者ほどワクチン接種率が極端に低い

というのが原因と考えられます。香港は中国製ワクチンのほかAZも使っています。若い世代はファイザーが多い。

同日42歳~102歳まで144人の死亡が確認され、このうち134人が65歳以上の高齢者であり、124人が新型コロナウイルスのワクチンを接種していなかったと明かした。香港食物及衞生局の徐徳義(Chui Tak Yi)副局長は「当局がこれまでの520例の死亡例について分析したところ、そのうちの91%が2回の予防接種を終えていなかった」

ここでファクトとして

ワクチンは高齢者に打つことで社会のメリットがある

と断定できると考えられます。前述の秋田県など、「基礎疾患のない子供にワクチンを打って欲しい」(高齢者にうつさないため? w)という馬鹿げた方針なのに、高齢者へのブースターはこんなに遅れている。

香港がいま、日本と人口を合わせると1日5000人死んでいる理由
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

本当に馬鹿げた施策だと思います。

仮にワクチンがなければ日本でもオミクロンで1日5000人以上、下手したら1日1万人が死んでいた可能性があるわけで「全年代においてワクチンは不要」ということは全く言えないというのはもうファクトです。1ヶ月で15万人の死者ですよ。w

経済より命とか高齢者でもないのに言ってる人はこれ読んだ方が良いです。日本は本当にマジでやばいです。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年3月10日の記事より転載させていただきました。

文・永江一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?