反ワクチンといってもいろいろあります

ロシアのウクライナ侵略で世界中がどんよりとしています。日本ももちろんそうですが、もう世界はコロナどころではなくなっています。それなのにいまだ日本は馬鹿みたいなコロナ規制中で、インフレがどんどん現実となっているのに経済を殺したまま。ホント、馬鹿なんでしょうか。

本日はこのエントリーの続きです。

さてと・・・わたしは海外にすぐにでも行きたいのでブースター済みですが。 反ワクと見なされる人にも数種類います。

1. とにかくワクチンは毒だからどんな年代も打ってはいけない。打たせない

→ どんな年代でもワクチンのリスクが遥かに高いと信じている。

「ウクライナ政府はネオナチ」という情報を拡散したアカウントの87.8%が反ワクチン関連ツイートを拡散していました.クラスタDのほとんどの方が反ワクチン系だったということになります

要するにデマや陰謀論を疑いもせずに丸呑みしてしまうという人たちですね。

2.リスクがメリットを上回るケース(特に子供)では打つ必要がない

→別に反ワクではない。わたしもコレです。

これの逆バージョンの馬鹿もいます。秋田県知事です。

なんとコロナに罹患したときにリスクの大きい基礎疾患のある子供では無く、健康な子供に打てと言ってます、このボケているお爺さん。小児科学会ははっきりと「基礎疾患のある子どもへのワクチン接種により、COVID-19の重症化を防ぐことが期待されます」としているので医学的見地の全く真逆です。

3.自分はとにかく打ちたくない。理由は特にない。打ちたい人だけ打てば良い。それで自分が重症になろうがかまわない

→これも別に反ワクではない

この見解では、高齢の両親に絶対打たせないというオバサンは完全なる反ワクです。殺す気か。 で、この1の方は公的な数字やデータはすべて改竄され、ワクチンが害があるというデータ(ともいえないようなもの)だけが真実と信じていますのでなんとかにつける薬はないのですが、とりあえずいろいろ興味深いことがありますのでまとめておきました。

香港がいま、日本と人口を合わせると1日5000人死んでいる理由
(画像=CHUNYIP WONG/iStock、『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

ワクチンの感染防止効果はオミクロンでも高齢者ほど効果が大きい

世の中にはゼロか100かでしか考えられない人がたくさんいて、オミクロンでブレークスルー感染が出るとなると「感染防止効果はゼロ」と思い込みます。実はそんなことはなく、これは先週のデータです。

香港がいま、日本と人口を合わせると1日5000人死んでいる理由
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

ワクチン未接種と2回接種における感染のしやすさは

20代 3.0倍
30代 2.7倍
40代 2.8倍

程度なのですが

60代 4.8倍
70代 8.0倍
80代 29.0倍
90代以上 25.9倍

高齢になればなるほど感染防止効果が強く出る

ということになります。この傾向はずっと出ているのにどの医療感染者も専門家も言いません。ワクチンは高齢者だけ打てば良いという風に言われるのを恐れているのか。それとも気づかないのか。

勘違いしてはいけないのはワクチン接種をしないと、した人より3倍かかりやすいというのは統計上のことであって、大量にウイルスを曝露したら当然罹患する確率は上がります。わたしのアシスタントの由良さんの6人家族は6人とも家庭内感染で罹患しましたが、本人とご主人ともワクチン2回接種でも罹患です。熱は39度と40度だそうで、ワクチン効いてんのかな。w とりあえず3倍程度のかかりにくさではたいして意味はなさげです。

デルタの時はワクチン2回接種の感染防止効果はかなり強く、11月上旬では

香港がいま、日本と人口を合わせると1日5000人死んでいる理由
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

20代 7.5倍
30代 4.5倍
40代 5.25倍

60代 7.3倍
70代 倍
80代 11.5倍
90代以上 4.2倍

ということで、「デルタよりオミクロンのほうが明確にワクチンの感染防止効果は高齢者にある」と言えると思います。まあひと言で言うとワクチンは高齢者のためのものです。

高齢者が感染したくなければ
子供に接種しても意味はなくて
高齢者自身が打つべきである

というのはもうファクトです。データはないのですが、いまオミクロンに感染している高齢者はほとんどワクチン未接種の人ではないでしょうか。だから重症化して亡くなってしまう。もっとも余命が数ヶ月の人にはワクチンなんて打たないケースが多いのでそういう人が亡くなっているのだと思います。