マルキューインストラクター・吉田康雄のザ・チャレンジ!第19回は「ヤグラ+1品目縛り」。 第20回はヤグラ+1品目縛り。消せないカラツンへの打開策として繰りだしたのは比重のあるウドンと、それを食ってくれるタナ。時すでに遅しの感はあったが、それでも納竿まで食らいつく!

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【ヤグラ+1品目縛り#3】

渋いのにウドンへ!

遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。今年も吉田と記者のハチャメチャ企画を楽しみにしていてくださいね。だよね!

吉田康雄

「はい。関口さんの無茶振りにどうにか食いついていきますので、温かく見守っていただけたら幸いです(笑)」

 

さて前回までの続きだけど、どこまで話したっけ?

吉田康雄

「手になじむバラケタッチを見つけて、さあこれからって……」

 

うん、そうだ。粒戦200㏄+水200㏄+放置+ヤグラ300㏄だったよね。練ってもバラけるし寄せ負けもしない。でもカラツンを消せないで、悩んでいたってところまでだったね。

吉田康雄

「そうです。ホントあのカラにはほとほと参りました」

 

ひとつ疑問なんだけどあのカラツンってヘラなの?

吉田康雄

「何とも言えません。たまにワカサギが引っ掛かってきたので、すべてが本命とは限らないと思われます」

 

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【ヤグラ+1品目縛り#3】魚信(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

そこで打開策として登場させたのが食わせのウドン。それまではさなぎ感嘆とか力玉のさなぎ漬けのいわゆる軽め小さめの食わせだった。それを魚信にして、一気に大きく重くしたんだよね。

吉田康雄

「最初は試しにやってみただけなんです。すると意外に乗りがよくなったので、以降は魚信オンリーに切り替えたんですけど長続きはしませんでしたね」

 

でも、それでも魚信使用をやめなかった。

吉田康雄

「はい。釣り方は間違ってないと思ったので、以降は魚信を食ってくる魚がいるタナを見つけることにしました」

 

摩訶不思議の効果

それで竿を9尺から12尺に長くしたのね。

吉田康雄

「はい。でも12尺はからっきしだったので15尺竿(もはや底ギリギリ)にしたら、アタリ数もヒット率も見違えるほどよくなりました」

 

確かに、あれは驚きだったよ。でも、これってウドンだから? そもそも15尺のタナがベストだったとか、または時間帯ってことはない?

吉田康雄

「うーん……こればかりは何とも言えません。ただ、周囲でも竿が立たない日中の食い渋りタイムだったのは事実です。底釣り組さえも沈黙していたくらいでしたし」

 

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【ヤグラ+1品目縛り#3】タックル図(作図:週刊へらニュース編集部・関口)

食い渋りなのにカラツン。食い渋りなのに食わせがウドン。何だか矛盾しているようだけど、実際はウドン+竿15尺にしたことでカウント数が伸びたのは紛れもない事実だった。ホント釣りって摩訶不思議だよ。

吉田康雄

「そうなんですよ。かなり迷走しましたが、ようやく釣り方が定まったって感じでした。手遅れの感もなきにしもあらずですけど」