12月25日生まれの太陽神を祝う祭り「ナタリス・インウィクティ」

紀元前220年頃から行われていたサートゥルナーリア祭は古代ローマで最も盛大な祭りといわれていますが、もう一つクリスマスの由来となったとされるお祭りが古代ローマにはありました。
太陽神ミトラス

古代ローマでキリスト教が台頭する前の、1世紀ごろ4世紀までにかけて隆盛した宗教がミトラ教です。
ミトラ教では太陽神のミトラスを信仰されていました。
主に軍人や一般市民の人々によって信仰されていましたが、皇帝・テオドシウス1世によってキリスト教が国教と定められると急速に勢力は縮小、ついに衰退してしまいました。
冬至に行われた「ナタリス・インウィクティ」
太陽神ミトラスは冬至の日に岩の塊から生まれたという神話を持つことから、生誕したとされる冬至に、祝祭「ナタリス・インウィクティ」が催されていました。
ミトラ教では牡牛が神聖な生き物とされていましたので、祭りに際して牡牛を捧げられていたといいます。
冬至は一年で日が出ているのが一番短い日です。
そのため、冬至以降日が長くなっていく様子を、太陽神であるミトラスが徐々に力を取り戻していく、復活の日という側面もありました。
まとめ
「サートゥルナーリア祭」と「ナタリス・インウィクティ」がキリスト教に吸収されたことで今に伝わるクリスマスの形になったとされています。
古代ローマのお祭りが、形を変えて2000年後の今に伝わっているというのは、よく考えたらスゴいことですよね。
クリスマスの前から宴会やパーティーを無礼講で盛り上がり、家や部屋を装飾する。
現在の日本で行われているクリスマスはまるで「サートゥルナーリア祭」のようですね。
提供元・FUNDO
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