2023年の初釣りは1月4日(水)、東京湾浦安の吉野屋のカワハギ乗合。
●東京都のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
吉野屋でカワハギ釣り
同行したのは越中島のカワハギスナイパーこと和食処・和笑囲の店主木村正宏さん。出船定刻の1時間前に船宿に到着。予約ボードに残っている札の中から右舷トモ寄り2番目と3番目の札を取ってきた。
店内に入ると、吉野公大代表が笑顔で出迎えてくれる。私はエサを持参していたが、木村さんは店内でエサの加工アサリと氷を購入。船には常備してないので注意。私たち2人は、同宿名物のお弁当も購入して店前の船着場へ。
カワハギの看板が立った第三吉野屋丸に乗船。石原一樹船長とあいさつを交わし、前日の情報を集めると「アタリは小さく鈍いので、集中してないとわからない。掛けても食いが浅いので、取り込める率は3割くらい。この時期のタナはベタ底と思いがちだが、ときには1m、2mまで上げないとアタらないこともあり、テクニカルです」とのことだった。
浦賀水道航路脇で投入開始
左舷4人、右舷8人が並んで7時に出船。人数が左右でアンバランスになったのは、釣り場での船の向きを考えて日当たりのいいほうを選んだ人が多かったとのこと。
東京湾を南下、航程1時間15分で浦賀水道航路脇に到着。風は北から風速1~2mで、海面はナギ、潮は深緑茶色で流れは緩い。9時10分ごろから上げ潮に転じる若潮直後の中潮だった。
8時15分、「水深は30mです。どうぞー」と投入OKの合図。エンジン流しで実釣開始。
私がセットしたタックルは深場に適したもので、エサは上の2本のハリに持参したタイガーエビの輪切り(約1cm大)を、下の2本に剥き身アサリを装着した。
掛けるのにひと苦労
開始から約5分後、左舷前で17cm級の船中1号。「アタリはあるが吸い込まない状況で掛けるのがむずかしい」と言っていた。
続いて、私にもアタリ。聞き上げが決まってハリ掛かりしたが、下に向かって突っ込まない。半信半疑で電動リールを中速で巻き上げると、15cm級クラカケトラギス。船中ではゲストも少なく、急激な水温の低下が懸念された。
案の定、2流し目も本命は右前でシマノインストラクターの鈴木さんが掛けた17cm級のみ。アタリダナはベタ底だった。
後方で本命が掛かったのは、開始から40分が経過したころ。右舷トモの佐藤さんが17cm級を手中。タナを海底から50cmほど上げていたそうだ。