加速度的に進む部活動のDX。部活動はどう変わる?
——コロナ禍で部活動でのICTの活用はどう変化しましたか?
星川:コロナ禍で集団で集まることができないのは、スポーツにとって大きなマイナスとなりました。今は状況が改善したことで緩和されていますが、それでも自分で学ぶ部分などリモートでできる部分はICTによって実現可能だと感じています。
GIGAスクールにより、子どもたちはスマホやタブレットを使って学習する習慣が浸透したことも追い風になってます。
——最後にICTによって部活動がどのように変わるのか教えてください。
星川:ICTによる学校スポーツ改革の可能性は3つ考えられます。「指導者不足の解消」「練習の質向上」に加え、特に重要なのは「子どもたちの主体的な学び」です。ICTを通じて、主役は先生から子どもに変わります。自ら考える力が身につくと考えています。
単純に運動の効率を上げるだけではなくて、その子たち自身がワクワク、イキイキできるようにするためのサービスであることは本当に忘れてはいけませんし、ICTを用いて子どもたちの未来に貢献できることに大きな価値を感じています。
そのことを忘れないように、今後もスポーツDXを通じて社会課題を解決していきます。
<著者プロフィール>
星川智哉
1972年愛知県生まれ。
中京大学体育学部卒。大学時代はアメリカンフットボール部に所属。東海デジタルホン株式会社(現在・ソフトバンク株式会社)入社
カスタマーセンター→広告宣伝→代理店営業→マーケティング→コンテンツ/サービス企画・推進
2017年グループとのシナジー(連携)を推進
・Yahoo!プレミアム使い放題、Yahoo!ショッピング10倍
・PayPay立ち上げをソフトバンク側から推進
2021年5Gサービス・スポーツ配信事業
・スポーツのスキル向上をサポートする「AIスマートコーチ」立ち上げ