ユーザビリティを高めるポイント
ユーザビリティを高めるポイントはいくつか存在しており、ポイントを押さえれば非常に簡単にPV数、CVRも高まります。自身のサイトやホームページに活かすことを意識しながら確認しましょう。
ターゲットを明確化する
ユーザビリティを高めるには、ターゲットを明確にするのが最も効果的です。どのような人がターゲットであるのかによって選択するべきUIやUXが変化し、CVRを高めるための効果的なボタンの配置なども必然的に決まってきます。
また、ユーザーターゲットや環境、ユーザーの検索目的によって、同じサービスでもユーザビリティが異なってくるため、ターゲットを明確にしなければなりません。そのため、万人に受けるようなサービスを作るよりも、特定の人に突き刺さるような設計をした方が、ユーザビリティや実際の満足度も高まります。
ユーザーの目線で考える
ユーザーの目線でサービスを考える必要があります。当然、利用するユーザーがユーザビリティが高いかどうかを判断するので、「ユーザーがどう感じるのか」が最も重要です。
例えば、ゲームの商品ページやホームページなどは特にユーザー目線を意識して設計されています。スーパーマリオブラザーズのホームページを例に紹介すると、興味を持ってくれたユーザーに対して、まずキャラやステージの写真を挿入して、ゲームの具体的なイメージをさせます。
そしてゲームのあらすじを紹介し、キャラやアイテム、ダンジョンなどを、イラストや写真を使って紹介しているので非常に分かりやすいです。このように、一目見ただけで分かるような設計をすることで、すぐに遊びたいというユーザーのニーズをさらに満たすことができています。
さらに、そのまま遊びたいと思ったユーザーがすぐに遊べるように、購入ボタンや他のカセットなどを紹介するページの用意もしています。ユーザー目線で設計していることで、他の商品をクロスセル・アップセルできることから、様々な利益を生み出せる可能性を秘めていると言えるでしょう。
ターゲットに合わせたUI・UX
ターゲットに合わせたUI・UXであるのかという点も重要なポイントです。UIとUXはユーザーとの接点でもあるので、ターゲットに適しているものを設計しなくてはなりません。
例えば、ポケモンのサイトでゲームカセットを購入しようとしていたとしましょう。極端な話、その際にポケモンのキャラが一切登場せず、真っ白なページにつらつらと商品の説明が書いてあると、いくら興味のあるユーザーでも飽きてしまいます。
しかし、当然ポケモンの商品ページは、新キャラや既存キャラを画面に適度に配置して興味を引いたり、背景にモンスターボールを差し込んだりと、様々な工夫を凝らしています。これらのUIはユーザーにとって嬉しい設計です。
さらに、どれだけアクセスが混雑しても読み込みが遅くなりにくいように、URLで他のページに飛ばさずに、そのページの中で商品を閲覧できるよう工夫したUXとなっています。
このように、圧倒的な人気を誇るポケットモンスターですら興味を持ってくれたユーザーを楽しませるようなUIと、ストレスを感じにくいようなUXを設計しているので、参考にすると良いでしょう。
分析を行う
ユーザビリティを高めるには、分析を行わなければなりません。具体的には、以下の分析を行うことをおすすめします。
● 様々なデータを数値として集めて分析する「定量分析」
● 数値には表れない企業の印象や商品の満足度などの感覚値のデータを集めて分析する「定性分析」
定量分析、定性分析のどちらか1つの分析だけを参考にしてしまうと、ユーザーにとって満足度の高いものにならないケースが多々あるので、必ずどちらのデータも分析しましょう。
ユーザビリティの高いサイトほど、こまめに得たデータを分析して顧客の変化に対応しようと日々修正しています。的確な修正を行うためにも得たデータからこまめな分析を行い、分析の精度を高める努力をしましょう。
まとめ
ユーザビリティはWEBマーケティングにおいて非常に重要な要素で、ユーザビリティとマーケティング効果は相関していると言えます。大手企業ともなると、ユーザビリティにこだわって、差別化のために潤沢な資金を注ぐこともあるような重要な要素です。
少しでもユーザビリティの高いサイトやページを作るために、今回紹介したターゲットを明確にしたり、綿密に分析を行ったりと、地道な努力を積み重ねていくことが重要です。
提供元・MarkeTRUNK
【関連記事】
・「インサイト」とは?マーケティング用語としての意味とニーズを具体例で解説
・PPM分析とは? マーケティングの基本戦略策定フレームワークを解説
・マーケティングミックス(4P)とは?マーケティング実行戦略の基本を学ぶ
・競合分析とは?マーケティング分析のフレームワーク「3C分析」を解説
・マーケティングはなぜ必要?企業の存在目的とマーケティングの重要性、意義、役割とは