ふとビルのウインドウに写る姿を見て、なんだか物足りなさを感じることがありませんか? アウターの存在感にかまけて、コーデが大味になっているのが原因です。その物足りなさ、ストールで解決できます!
一折、一差しを加えるだけでなぜか素敵に写る
かつてネクタイは、スカーフのようなものでした。その目的は、軍隊における所属を示すもの。しかし、同時に装飾の意味もありました。そう、実は昔から男性も首元に巻物をして着飾る習慣があるんですよね。
昨今、ビジネスではネクタイを締めなくなったという人も多いでしょう。しかし首元の巻物には、お洒落としての効果が結構あるんです。まず、顔周り&カラダの中心にくるアイテムとあって、アクセント効果が高い。そして、ボリュームやドレープによって表情を豊かに見せられる。最後に、トップスやアウターでは取り入れにくい色柄を思い切って楽しむことも可能。どうです? 結構、有効なアイテムだと思いませんか?
で、今回はその効果をストールで体感しちゃいましょうってわけ。ストールの場合は、巻き方によって印象がガラリと変わるとあって、前述の効果をより実感しやすいんです。温かさや首元のシワ隠しといったメリットもありますしね。
「複雑な結び方をすればお洒落…というわけではないのがストールです。むしろ歳を重ねた男性であればシンプルだけど、どこかアクセントがあるというほうが似合いますし、キャラクターを演出してくれると思います。とはいえ上品さは欲しいところなので、ドレープやボリューム感というのが大切。そのため簡単にできて、エレガントを演出できる巻き方をおすすめしたいですね」(スタイリスト 鈴木 肇さん)
スタイリスト鈴木 肇さんによるおすすめの巻き方3パターンを参考に、是非とも取り入れてみてください。
パートナー、彼女に掛けてあげても評価アップな“羽織巻”
言うなれば、ストールを広げて羽織っただけ。そう、誰にでも簡単に出来る楽しみ方です。でも、シンプルだからこそ奥が深いというもの。まず端っこを少し折るのがポイントで、それにより首元からフロントにかけて立体的なドレープが生まれるんです。それが、ストールのやわらかなシルエットを強調してくれて、エレガントに見えるってわけ。思わず女性も包み込まれたくなる・・・はず!?
- 首にあたる部分を少し折って「襟」を作る。この工程により、普通に掛けるよりも台襟っぽく見せられる。
- 「襟」を崩さないように首後ろに左右均等を意識し、掛けるというより肩に乗せるイメージで。
3.薄手であればもう一折り加え、ボリュームが出るよう無造作にアレンジ。
ストール¥48,400(税込)
ノラ/エイチジェイエム
03-6434-0885