タイが爆発的に人気

中国人観光客が海外旅行するにあたり、水際政策やPCR陰性証明、およびコロナ保険など、入国に関わることが注目するポイントである。

このため、中国観光客に対して特別な水際対策を取らず、中国人を歓迎すると明言したタイが注目を浴びている。特にタイの副総理が空港で中国人観光客を迎えたニュースが中国SNSで話題となったことで、現在タイへの好感度が急上昇している状況だ。

実際にタイは、水際対策を緩和した2022年4月以降、Trip.comグループの各プラットフォームでのタイ行き航空券予約数がコロナ前の8割まで回復。直近では中国観光客の予約数が爆発的に増加しており、2022年12月27日に中国政府が規制の大幅緩和を発表してから、2023年1月11日までの期間、春節海外旅行予約のうち、タイが圧倒的な1位となっている。

タイ国家観光局によると、2023年訪タイ中国人はのべ500万人だと予測され、2022年の18倍となる見込みだ。

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水際対策の強化によって、日本にしばらく中国人は戻らないと分析されていたが、日本が人気な観光地であることに変わりはなく、インバウンド消費を少しずつ回復させたい日本にとって良い知らせとなった。

中国人観光客が久しぶりに来日したら、どんな消費行動をとるのか、コロナ前の爆買い現象は再び起こるのか、現地の情報を引き続き伝えていきたい。

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