<事例1>都知事の国政進出
<事例1>フジテレビ『みんなのニュース』2017/09/28
アナウンサー:都知事になってから小池都知事は国政に関わることはずっと否定をしてきたように思います。
小池百合子都知事:はい当然です。
アナウンサー:しかし「私が積極的に絡んでいく国政政党の代表です」というのは都政軽視ではないかという声にどう答えるのですか?
小池百合子都知事:どうしてですか?論理的に説明してください。
アナウンサー:「都政に全身全霊を捧げるんだ」と。二足のわらじで、事実知事として出席する予定だったイベントのキャンセルがあったと伝えられています。全身全霊で都政に向くという言葉が裏切られたという声も事実あると思いますが。
小池百合子都知事:あなたも裏切られましたか?
小池都知事は「国民政党の代表であることが都政軽視ではない」という言説に対する論理的説明を回避しています。
<事例2>どうしたら貧困をなくせるか
<事例2>小泉進次郎議員 Official site 2022/09/04
つくば市で気候変動対策フォーラムに登壇。(中略)質疑応答では、会場に来てくれた子どもたちとのやり取りがありましたが、特にエイタ君とのやり取りが印象的でした。
エイタ君「どうしたら貧困をなくせますか?」 私「エイタ君は何歳?」 エイタ君「8歳です」 私「どうしてエイタ君は貧困について考えたの?」 エイタ「SDGsの本を読んで考えるようになった」 私「その本とはどこで出会ったの?学校?」 エイタ「家でお母さんが持っていて読んでみた」
フォーラム終了後にエイタ君や子どもたちと写真を撮りましたが、次世代への責任と希望を感じる時間になりました。
エイタ君は小泉議員の逆質問にまんまと引っかかってしまいました(笑)。小泉議員の逆質問は子供騙しの詭弁であり、次世代への無責任と絶望を感じる内容です。「どうしたら貧困をなくせるか」について、もし考えがあれば回答し、もし考えがなければその旨伝えることが質疑応答のルールです。
情報操作と詭弁 > 論点の誤謬 > 論点回避 > 逆質問
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