目次
胆振総合振興局エリアの魅力
胆振総合振興局のキャラクターいぶりONEとは

胆振総合振興局エリアの魅力

胆振総合振興局エリアの魅力は多彩な産業です。
農業はもちろん、安平町と壮瞥町を除く9つの市町が海に接しているため漁業も活発でスケトウダラやカレイ、ホタテにホッキ貝などの水揚げが盛んです。
また、共に国内外への輸送可能な港湾を持つ鉄鋼業で栄えた室蘭市と製紙業で栄えた苫小牧市がエリア内にあることから北海道を代表する工業エリアにもなっています。
観光の面でも登別温泉や洞爺湖温泉といった全国的に有名な温泉地や雄大な自然が作り出す景勝地にレジャー施設もあり、多彩な観光資源を有しています。

特に苫小牧市は苫小牧港がフェリーで本州とつながっていたり、札幌・新千歳空港とのアクセスもいいことから観光の足の向きやすいエリアと言えるでしょう。
加えて気候面を見てみると、特に海側は北海道内でも雪が少なく、冬の気温も北海道にしては温暖に推移する傾向にあります。
1次産業から3次産業までバランスよくある点や気候、札幌や空港、港に比較的アクセスがしやすい点から考えても、普段雪と縁のない本州の方にとって移住の足掛かりにしやすいエリアと言えるのではないでしょうか。

胆振総合振興局のキャラクターいぶりONEとは

胆振総合振興局には「いぶりONE」というキャラクターがいることをご存知だろうか。
2011年に発生した東日本大震災をきっかけに被災地支援と胆振エリアの活性化を目的として誕生したキャラクターです。
東西に長い胆振エリアの地形を左に90°傾けると犬が立ち上がったような形に見えることから、「たちあがろう、いぶり!」の願いを込めて、犬の鳴き声や、「胆振が1番」、「胆振は1つ」との思いをかけ合わせて「いぶりONE」というピンク色の犬のキャラクターが誕生しました。
しかし、このいぶりONE、立ち上がった犬という胆振エリアの形状を優先したあまり、できた着ぐるみは首が固定されて横向きでしかいられない、手が上がらない、かさばる、など、昨今の機敏なゆるキャラに比べるとおおよそ機動力に劣るキャラクターになってしまいました。

それも1つの個性としてはもちろんいいのですが、観光PRやイベント参加で出張などを余儀なくされる際にはやはりウィークポイントとなってしまいます。
こうした初代の抱える難点を解消するために初代考案されたのが2代目キャラクターとなるいぶりONEの息子、「いぶりONE-Jr.」です。
クラウドファンディングにより実に140万円以上の寄付を得て、2016年にはJr.の着ぐるみも完成し無事お目見えとなりました。
ですが、現在胆振総合振興局のホームページを見てみると情報が見られないようになっており、Facebookの更新も2018年を最後に止まっている模様です。
Jr.は一体どうなったのか、そして父子の活躍を見られる日が来るのか、気になるところです。