とにかく広くて市町村の数も多い北海道にはエリア分けの仕方が多数あります。その中の1つが行政区分である総合振興局・振興局によるエリア分けです。
今回は北海道内に14ある総合振興局、振興局の中から総合振興局の基本情報や魅力を紹介していきます。

目次
胆振総合振興局エリアの基本情報
胆振総合振興局の市町村

胆振総合振興局エリアの基本情報

胆振総合振興局エリアの総面積は約3,698?、人口は374,171人(2022年10月31日 住民基本台帳)となっています。
太平洋側に海岸線を接し、東西に細長く町々が位置しているのが特徴です。
エリアの総面積は奈良県(約3,691?)とほぼ同じで14ある総合振興局・振興局の中で4番目に小さい面積ですが、エリア人口は北海道の総人口の約8%を占めているため、管内の人口密度が高くなっています。

胆振総合振興局の市町村

胆振総合振興局エリアには4市、7町、計11のまちがあります。
東西に長くまちが位置していることと各市町の連携体制から、エリア内は「西胆振と東胆振」の2つに分けられることが多いです。
今回は2つの区分ごとに管内の11のまちと各市町の特徴を紹介します。

西胆振

  • 室蘭市…胆振総合振興局の所在地、鉄鋼業で栄える「てつのまち」
  • 伊達市…大滝村との合併により飛び地が生まれた。道内にしては温暖な気候で「北の湘南」とも呼ばれる
  • 登別市…全国ブランド登別温泉はもちろん有名
  • 豊浦町…エリアの西端に位置する。イチゴとホタテの産地
  • 洞爺湖町…洞爺湖の西側湖畔の町。洞爺湖温泉街の大半はこの町に位置する
  • 壮瞥町…有珠山・昭和新山を有する洞爺湖東側湖畔の町。果物狩りが盛ん

    東胆振

  • 苫小牧市…エリア内最大都市。ホッキ貝の漁獲量20年連続日本一(2019年)
  • 白老町…かつて大きなアイヌ集落があった。虎杖浜たらこや白老牛など名産が多い
  • 安平町…競走馬の生産が盛ん。ディープインパクトもこの町で生まれた
  • 厚真町…ハスカップの作付面積日本一
  • むかわ町…町内で恐竜の化石が発掘され、恐竜の町として町おこしに力を入れる