日常生活を送る中で、ポイントを貯めたり、貯まったポイントを活用する「ポイ活」。最近は、ポイ活をおこなうためのスマホアプリが数多くリリースされており、とくに“移動系のポイ活アプリ”は注目を集めていますよね。通勤や買い物、散歩などに出かけるだけでポイントが貯まっていき、それがお金や商品券に変わる……まさに夢のようなアプリですが、実際どのくらい稼ぐことができるのでしょうか?
そこで今回は、人気のポイ活アプリを2つ利用して、“本当に稼げるのか”を検証。各アプリを起動させた状態で「1万歩+電車移動1時間」をおこない、1日あたりの稼ぎを確認してみました。
移動だけでは、まったく稼げない?
●“移動と歩数”のダブルでマイルが貯まる『トリマ』
まずは、ダウンロード数1000万以上の大人気アプリ『トリマ』をチェック。移動距離や歩数に応じて貯まっていく“マイル”は、「Amazonギフト券」「楽天ポイント」「Tポイント」などと交換できます。
また徒歩での移動だけでなく、電車や車、自転車での移動もマイルを貯めることが可能。移動距離に応じて「タンク」が徐々に溜まっていき、約10km移動すると1本分のタンクが満タンになる仕組みです。満タンになった「タンク」は15マイルと交換できますが、これとは別に“1000歩”歩くごとに15マイル獲得する方法もあります。
そして筆者の場合、歩行と電車移動をあわせて「15マイル×14回=210マイル」を1日で貯めることができました。しかし、1マイルはお金に換算すると“0.01円相当”のため、結局のところ1日の稼ぎは「約2円」という結果に…。他社ポイントへの交換も最低30000マイル(300円分)からなので、計算すると300円分ゲットするには約5カ月はかかってしまうことに。
●目標を達成してコインを獲得する『WalkCoin(アルコイン)』
続いて試してみたのは『WalkCoin(アルコイン)』。コインを貯めて、貯まったコインを電子ギフトと交換できる無料アプリです。移動距離ではなく“歩数”に応じてコインをゲットできますが、『トリマ』と違って“目標”を設定する形になっていました。
同アプリでは、最初に「4000歩(3コイン)」「6000歩(5コイン)」「8000歩(8コイン)」の選択肢の中から目標を選択して、1日でその目標を達成するとコインがもらえます。しかし、目標達成ボーナスは1日1回まで。仮に「8000歩(8コイン)」に設定して、1日で2倍の1万6000歩を歩いたとしても、8コインしか受け取ることができません。
そのため、今回1日で稼いだのは8コインでした。1コインあたり“0.1円”の価値で、「PayPayポイント」や「dポイント」などと交換するには最低でも「コイン500枚(50円分)」必要なため、同アプリも短期間で楽に稼ぐのは極めて困難と言えるでしょう。