一方で、「ない」と回答した人にその理由を聞いてみると、「何をしたらいいのかわからないから(56.9%)」と回答した人が最も多く、次いで「時間がないから(13.7%)」「仕事に精一杯でキャパシティに余裕がないから(10.7%)」「業務時間外の時間を仕事のために使いたくないから(9.6%)」「行動に移せていないから(8.1%)」と続いた。半数以上の人が「何をしたらいいのかわからないから」と回答したことから、漠然と不安を感じているものの、具体的な手段がわからず行動できていない人も多いことがわかった。

「将来について現時点で考えていること」について聞いたところ、「転職を視野に入れている(40.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「現在の会社で働き続ける(現在の会社で安定を目指す)(29.3%)」「現在の会社で働き続ける(現在の会社で出世、昇格を目指す)(17.4%)」「脱サラして起業する(6.2%)」「フリーランスになる(5.1%)」と続いた。約4割の人が「転職を視野に入れている」と回答しており、今働いている会社に不安を抱えている人が多いのかもしれない。
「仕事をしている中で、リスキリングの必要性を感じたことはあるか?」と質問したところ、半数以上の人が「かなりある(14.8%)」「少しある(40.4%)」と回答した。

続いて、「かなりある」「少しある」と回答した人に、具体的にどのような時に必要と感じるかを聞くと、「ITに関して詳しい人が会社に少ないとき」(20代/女性/東京都)、「人事考課にフィードバックがない」(20代/女性/京都府)、「紙を使用した報告書や社内回覧をしている際に、ペーパーレスの必要性を実感したとき(IT技術の必要性)」(20代/男性/千葉県)、「外部出向の際、同年代の他社社員と比較して発表能力に欠けていると感じた」(30代/男性/東京都)などの回答が寄せられた。他社の人と比較したり、ITに詳しい人がいなかったりという時に、リスキリングの必要性を感じていることがわかった。
「将来を考え、スキルや資格を取得しておくことは必要であると思うか?」と質問したところ、8割近くの人が「かなりそう思う(33.9%)」「少しそう思う(45.0%)」と回答した。
「実際にリスキリングに取り組んでいるか?」と質問してみると、「現在取り組んでいる(15.8%)」「取り組んでいないが過去に取り組んだことがある(19.9%)」「取り組んでいないが取り組もうと思っている(37.3%)」「取り組んでいないし取り組む予定もない(27.0%)」という回答結果になった。3割以上の人が、現在取り組んでいたり、過去に取り組んだ経験があるようだ。

今回の調査では、約7割の人が現在の職に対し将来への不安を感じた経験があることが判明した。また、半数以上の人が、リスキリングを必要と感じていることがわかった。なかには、他社の同年代の人と比べて劣っていると感じたり、ITに関して詳しい人がいなかったりすることでリスキリングの必要性を感じる人もいた。
提供元・BCN+R
【関連記事】
・乗り換えたい新料金プラン、1位はNTTドコモの「ahamo」
・【申請編】マイナンバーカードを作ろう! 自撮り向きスマホで顔写真を撮って申請
・マスクの一時置きにピッタリ! 抗菌・おしゃれな「マスクケース」まとめ
・改悪続くクレカの還元 キャッシュレス決済の本命は即時決済?
・デキる人はこう使う! ビデオ会議で差がつく「Zoom」の超便利テクニック