スキレットを長く愛用するためには、シーズニングと呼ばれる作業を行うことが大切です。そこで、本記事ではスキレットのシーズニング方法について解説します。よくあるシーズニングの失敗例や対処法も紹介しますので、スキレットを使う時の参考にしてみてください。

目次
スキレットはシーズニングが重要!
使い始めに必要なお手入れ方法

スキレットはシーズニングが重要!

正しいシーズニングが必要なスキレット

スキレットのシーズニング方法をわかりやすく解説。よくある失敗例と対処方法も!
(画像=Photo byStephanieJ247、『暮らし〜の』より引用)

スキレットとは、鋳鉄製のフライパンのことを指します。一般的なフライパンと比べて熱伝導率が高く、蓄熱性もあるため美味しい焼き物や炒め物ができるのが特徴です。そんなスキレットを使う際には、しっかりとシーズニングを行う必要があります。

スキレットのシーズニング方法をチェックしよう

シーズニングは、スキレットの表面に油膜を作り、食材の焦げつきやスキレットの錆付きを防ぐために欠かせない作業です。本記事では、使い始めから日常的なお手入れまで、把握しておきたいシーズニング方法をまとめました。また、失敗例と対処法も紹介しますので、スキレットを使う時に役立ててみてください。

使い始めに必要なお手入れ方法

洗剤でスキレットを洗う

スキレットのシーズニング方法をわかりやすく解説。よくある失敗例と対処方法も!
(画像=Photo byPublicDomainPictures、『暮らし〜の』より引用)

購入後のスキレットを始めて使う際には、錆止めを取るためにシーズニングを行わなければなりません。メーカーによってはシーズニング不要の場合もあるため、まずはパッケージの記載を確認してください。シーズニング不要の記載がないのであれば、錆止めに使われた薬品が食品に付着する可能性があるためシーズニングは必須です。

まずは洗剤とスポンジを使って、スキレット全体を洗います。内部はもちろん、外側や取手など全体を洗うのがポイントです。

強火にかけてから油を塗る

洗剤をしっかり濯いだ後は、スキレットを強火にかけます。水分が付着したままだと錆がつく原因になりますので、この工程で水分を蒸発させることが大切です。

水分が抜けきったら火から下ろし、冷まします。熱した直後のスキレットはとても熱くなっているため、すぐには触らないようにしてください。手で触れられるくらい冷めたら、ムラができないよう全体に油を塗ります。オリーブオイルなど、植物性の油を使うのがおすすめです。

野菜クズを炒める

スキレットのシーズニング方法をわかりやすく解説。よくある失敗例と対処方法も!
(画像=Photo byPublicDomainPictures、『暮らし〜の』より引用)

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スキレットについた鉄のニオイを取るために、野菜クズを炒めます。玉ねぎやニンジンの皮、キャベツの芯、長ネギの青い部分などはニオイを取りやすいと言われているためおすすめです。野菜クズをスキレットに入れたら中火にかけて、焦げ目がつくまで炒めます。火から下ろして野菜クズを捨て、手で触れられるようになるまで冷ましてください。

油を塗り込んだら完了

スキレットのシーズニング方法をわかりやすく解説。よくある失敗例と対処方法も!
(画像=Photo byLeo_Fontes、『暮らし〜の』より引用)

最後に、油を表面に塗り込みます。ムラができないように油を塗り終えたら、使い始めのお手入れは完了です。意外と簡単にできるため、スキレットを使い始める前には欠かすことなく行うようにしてください。

蓋も同様にシーズニング

蓋付きのスキレットの場合、シーズニング不要と記載されていないのであれば同様に蓋のシーズニングを行います。蓋を洗剤で洗ってから空焚きし、油を塗り込んだ後に野菜クズを炒める、という基本の工程でお手入れを行なってください。