こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。
今日は、50歳の坂を越えてから"山登り"と出会い、山に魅せられて、それが仕事にまでなったという、ある男性の話をしたいと思います。
目次
普通のおじさんだった
山の面白さをもっと人に伝えたいという思い
普通のおじさんだった
![【山登り】趣味が仕事になったとびっきり世話好きな男の話](https://cdn.moneytimes.jp/700/466/WCOdAqKBalTTbPfuZUlbeOHDkwLwsusD/b83f59c7-264a-4874-abad-23b7bab57d3a.jpg)
静岡県生まれの57歳。
学校を出て旅行会社に入り、ほぼずっと経理、管理畑を歩んできたサラリーマンです。学生時代は柔道でならしましたが、社会人になってからは特に運動はせず、これといった趣味もなく忙しく過ごしていました。週末は子供の部活の送り迎えをするといったごく普通のお父さんでした。子供が社会人になり、週末の送り迎えの必要もなくなって、家にいると奥さんから粗大ゴミ扱いされるように(あるある)なっていた頃、たまたま会社の人に誘われて奥多摩へ行きました。
この時の「自然との出会い」が倉澤さんの人生をがらっと変えます。50歳の節目に富士山に登ろうと決めたのです。富士山は毎年7月に開山しますので、それまでの約半年、身体を鍛えようと思ったのです。そして、倉澤さんは近場の低山をひとりで歩き始めます。子どもがおもちゃを与えられたようにひたすらに。そして無事富士山登頂を果たしたのです。倉澤さんの目標は達成されたのですが、それだけに留まらなかったのです。
山の面白さをもっと人に伝えたいという思い
そのうち倉澤さんは会社の周りの人たちに声をかけ始めます。自分が知った山の素晴らしさをより多くの人に伝えたい、共有したいと思うようになったからです。
「週末、一緒に山登り行かない?楽しいよ~」
その当時は、会社のレクリエーションや飲み会などを若い人たちは嫌がる風潮がありました。倉澤さんの声かけに最初は及び腰気味だった人たちもひとり、ふたりと一緒に山に登るようになり、そうすると、一緒に登って楽しいと感じた人が今度は自分の友達に声をかけるようになり、この山登り好きの輪が少しずつ広がっていきました。多い時は、参加者が30名を超えることもあるほど盛んになってきたのです。
![【山登り】趣味が仕事になったとびっきり世話好きな男の話](https://cdn.moneytimes.jp/700/526/RMYktSnQffbnodmKlpDEKNEgIpHbtBhX/9cdb7ff5-040f-4bf1-a8b8-a8bf2fed6bb6.jpg)
![【山登り】趣味が仕事になったとびっきり世話好きな男の話](https://cdn.moneytimes.jp/700/467/vflqzYiTdabCeOuceCoUROUJGQnaldiI/4ca8cec5-4b46-44c1-a159-9d64cf7d4153.jpg)