Webのアクセスがどこも落ちている理由として考えられるのはあくまで推測の域をでないが
(1)Googleのサーチエンジンのアルゴリズムの変化 →公的なものを上に出す (2)SNSから誘導がしにくくなった (3)そもそもネット接続している時間のうち多くを動画に咲くように生活様式が変わった (4)PCが衰退。スマホが主流になって長文を読まなくなった
ということが挙げられるでしょう。
なお、以下の※Web集客X.0とかは勝手に言ってるだけですので勝手に使ってください。w
Web集客1.0 Webの黎明期【〜2000年】Webの黎明期の集客はYahoo!のディレクトリであり、最初は掲載は容易であったものの、すぐに満杯になって掲載してもらえなくなった。検索エンジン的なものはいくつかあったが、2000年にGoogleが本格的に日本語対応サーチエンジンをリリースするまでは
バナー広告 Yahoo! パソコン雑誌など 友達の紹介
などが集客のメインで、バナー広告は掲載して最初こそクリックされるものの、すぐにバーンアウトするのが通常だった。バナー広告のスライドサービスもあった。
Web集客2.0 検索エンジンとSEO対策【〜2022年】初期には有効だった「バックリンクを買う」などの検索エンジンを欺すいろいろな手法がことごとくだめになり、コンテンツマーケティングが主流になった。
SEO対策は検索エンジンを欺すテクニック的なものから、検索エンジンに分かりやすく整理してアピールする適正化が主流になり、広告はAdWordsが主流に。また様々なアフィリエイト広告が出たが、広告集と分かるといまでは検索上位に出なくなっていることが多い。Googleのアルゴリズムは相当に磨かれた。
大きなきっかけとなったのが2016年のWelq事件であり、Googleは日本から「医療向けの検索結果はExpertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)Trustworthiness(信頼性)を徹底する」ということになり、がんで検索するとがんセンターがトップに出て、がんの闘病記などのブログは検索に出てこなくなった。現在では医療以外にもほとんどの分野でこの方針が徹底されている。
Web集客3.0 テキスト、動画、SNSすべてのメディアミックス【2022年〜】単なるテキストコンテンツ、単なるYouTube、そして単なるSNSだけで集客できる時代は終わり、好むと好まざるに関係なくすべての流入を複合的にメディアミックスしないと単体では効果が出にくい。また、YouTube動画にもはっきりとSEO対策が必要になっている。
広告もリスティングやターゲティング広告以外に動画広告も多用しないとならず、テレビCMとは違って遥かに離脱率が高いわけで、同じようなクオリティでは効果は望めない。また、YouTubeのプロの参入により「素人の面白動画」ではアクセスが取れなくなった。アマチュアからプロの時代に変わり、「個人から企業へ」の時代に変わりつつあるように見える。
ネット広告も従来のリスティングやターゲティングに加え、動画広告が外せなくなっている。動画広告は離脱率が高く、いかに早期離脱させないかというノウハウで差が出てくるものと思います。ここらはノウハウがまだ蓄積されていないので、わたしのところでも鋭意自分のアカウントでテスト中です。
黎明期も同様に個人が趣味でWebを制作するところからはじまり、次は中小企業が低コストの手作りのサイトをアップ。次にノウハウのある個人や中小企業、そして最終的にはノウハウと資金力のある企業が多くのアクセスを占めるようになった。
Web集客3.0はおそらく単独ではなく複合的に構築することが最低限必要になった点が大きく異なる。SNSは面倒だ、とか、動画はコストがかかると回避していると、気がつくとまったく問い合わせも集客もできていないという事に気づく。それがWeb集客3.0なのだ。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年1月12日の記事より転載させていただきました。