4位:飲酒

飲酒運転の厳罰化が進む日本において、よもや飲酒酩酊状態で釣りをする人はいないと思うが、実際には少数いるのだ。特に冬?春先においては忘年会や新年会、歓送迎会など飲むイベントが多いからだ。

筆者も釣りをしていて酔っぱらいが川沿いをフラフラと歩いているのはよく見かけるし、明らかに飲んで騒いで釣りを楽しむ?方も見る。二日酔いの釣りも止めていただきたい。釣り場で吐くなんて、遠くで吐く声を聞いているだけでも大変迷惑だ。何より凍結の所でも触れたが、酔って滑ったら釣りどころではない。怪我や命に関わるので、釣りの時はシラフかノンアルコールにしよう。

冬の釣り場に潜む危険&トラブルTOP5 厳寒期だからこそ万全の準備&注意を釣り場で飲むならノンアル(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

3位:人間

これも飲酒の所とリンクするが、まず1番やっかいな問題と言える。最近は少なくなったが、酔って釣り人に絡んでくる人もいる。場所取り問題は幸い夏場より空いているので少ないが、年末年始や春の歓送迎会など、冬?春は人が集まる機会が増える。

特に行動制限が緩和された最近は、筆者のよく行く河川などにも焚火をする若い集団がいる。お酒こそ飲んではいないが、大騒ぎして散らかして近隣住民の迷惑は元より、平気で釣り場も汚して行く。釣り場がなくなる原因は、釣り人のマナーだと言われているが、必ずしも釣り人だけが原因とは限らない現実がそこにはある。

2位:落水

凍結とセットで考えていただきたいのがこちら。とにかく冬場の落水はシャレにならない。ライフジャケットはもちろん、靴にも滑らない工夫をぜひしていただきたい。安全な場所だからと油断していると、思わぬ事故や怪我に対処できない。

特にシーバスのナイトゲーム。バチ抜けなどを確認するために、前に出て水面を照らす行為は気を付けてほしい。冬場は寒さから体が思うように動かせない時もあるからだ。筆者はドボン!と落ちる経験はないが、滑って下半身やら、片足やらが冬の川にINした経験は恥ずかしながらある。

夏場ならばほっておいても乾くし、何なら泳いでしまおう!などとなるが、いくら水温が高くても冬場に泳ぐのは感心できない。落ちて陸に上がって北風に晒されれば、あっと言う間に体温が奪われ、釣りどころではなくなる。低体温でガチガチと体の真から震えがくる。濡れたまま運転も出来ない。

そこで応急処置だが、凍結の所でも触れたようにコインランドリーで乾かせる物は乾かすという手もある。筆者も夏場にゲリラ豪雨にやられた時などに利用したが、あくまでも応急処置だ。全部乾かすのは無理だし、そう都合よくコインランドリーなどない。落ちないのが1番だが、万が一のため大判タオルや吸水タオルなども用意しておこう。

冬の釣り場に潜む危険&トラブルTOP5 厳寒期だからこそ万全の準備&注意を凍結していなくても水辺は滑りやすい(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)