【6】最新iPhoneが購入できない
格安SIMでも基本的に最新スマホを同時購入できますが、それはAndroidスマホのみで、最新のiPhoneを購入できるところはありません。
その代わり、型落ちのiPhoneや中古のiPhoneならかなり格安で入手することも可能となっています。

また、最新のiPhoneはApple StoreでもSIMフリー版を単体で購入できますし、最近は中古スマホショップでも程度のいいものが割安で購入できます。

【7】スマホの初期設定を自分でやる必要がある
最近は、物理SIMカードを利用しない「eSIM(イーシム)」も普及してきましたが、格安SIMで契約すると、基本的にSIMカードが単体で郵送されてきます。
この場合は、自分でスマホにSIMカードを挿入して、ネットの接続設定を行わないと、Webサイトの閲覧やLINEなどができません。
このネットの接続設定は「APN(アクセスポイント)設定」と呼ばれており、同梱のマニュアルや公式サイトで検索すれば簡単に設定できますが、デジタルに弱い人には難しい作業になるでしょう。
ただし、家電量販店や実店舗のある格安SIMなら、APN設定もお店側でやってもらえますので、どうしても不安がある人は実店舗で申し込めばいいでしょう。


【8】支払いがクレカのみで口座振替に対応しない
大手キャリアの場合、月額利用料の支払いは銀行口座の振替も利用できますが、格安SIMの支払いはクレジットカードのみというところがほとんどです。
ただし、BIGLOBEモバイルはデータ通信専用SIMなら口座振替にも対応しますし、mineoはデビットカードでの支払いにも対応しているようです(一部非対応のカードもあり)。

また、OCN モバイル ONEも基本はクレカのみですが、条件しだいでは口座振替やデビットカードでの支払いも可能なようです。どうしてもクレジットカードを使いたくない人は、公式サイトで支払い方法を調べてみるといいでしょう。
ちなみに、デビットカードとはクレジットカードと同じようにVISA、MasterCard、JCBなどで買い物ができますが、決済した瞬間に銀行口座から料金が自動的に引き落とされます。銀行口座があれば未成年でも作ることができます。詳しくはこちらの記事を確認してください。
まとめ
いかがでしょうか? 冒頭で格安SIMには8つのデメリットがあると書きました。しかし、その内容をじっくり検証してみると、実はすでにデメリットとは言えなくなっているのです。
今でも注意したいのは、APN設定を自分でやる必要があることですが、これは実店舗を構える格安SIMを利用したり、格安SIMコーナーのある大手家電量販で契約することで解決できます。
また、格安SIM利用者のなかには「回線が不安定になる」「速度が遅い」と感じる人もいるようですが、長年、格安SIMを利用している筆者は、回線速度が遅いと感じたことはほとんどありません。
どうしても回線の速度や安定感が気になるなら、格安SIMのなかでも最大手のOCN モバイル ONEやIIJmio、あるいはキャリアが提供する格安プランの「ahamo」「LINEMO」「povo2.0」などを選んでおけば間違いないでしょう。
文・すずきあきら/提供元・オトナライフ
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