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小型ゾウの博物館、エレファントミュージアム
ティロス島のビーチ

小型ゾウの博物館、エレファントミュージアム

ティロス島は、ヨーロッパで最後のゾウの生息地としても知られます。ゾウの化石などを展示している博物館が2020年オープンしたばかりだと聞いていたので、見に行ってみました。ここができる前は、メガロ・ホリオのタウンホールで展示されていたそう。

【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ゾウが見つかったハルカディオ洞窟の標識。洞窟も入口の部分は見ることができます。

【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=『たびこふれ』より引用)

博物館の入口。入館は無料でしたが、管理人(?)の女性がいろいろ説明をして下さいました。

【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=『たびこふれ』より引用)
【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=『たびこふれ』より引用)

ティロス島のメガロ・ホリオのはずれにあるハルカディオ洞窟で発掘されたのは、小型のゾウの化石。ティロス島は元々は現在のトルコである大陸の一部でしたが、そこから移動して島となりました。島という狭い場所に閉じ込められた生き物の中で、ゾウは環境に適応し生き残るために体を小さく進化させたと考えられています。

【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=『たびこふれ』より引用)
【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=<人間とのサイズ比較。ティロス島のゾウは右から5番目で、体高は約170cm>、『たびこふれ』より引用)

このように小型化したゾウ、ドワーフエレファントは地中海の多くの島々で生息していたことがわかっていて、ギリシャではクレタ島、ドデカネス諸島(ロドス島、ティロス島、アスティパレア島、カソス島)、キクラデス諸島(デロス島、ナクソス島、パロス島、キトノス島、ミロス島、セリフォス島)で化石が発見されています。特筆すべきは、ティロス島のゾウ(Palaeoloxodon tiliensis)はヨーロッパで最後まで生き残ったドワーフエレファントだという点。絶滅したのは新石器時代の紀元前4000年頃と見られ、完新世(地質年代において約1万年前から現在)まで生き残っていたということになります。

また、ハルカディオ洞窟では土器や石器、人骨も発見されていて、少なくとも新石器時代初期には人類が生息していたことがわかります。

エレファントミュージアム(Μουσείο Ελεφάντων/ The Elephant Museum)

  • 開館時間:8:00~14:45(土日休館)
  • 入館料:無料

ティロス島のビーチ

食事をする前に、ちょっと泳いで行こうということでビーチへ向かいました。

ティロス島のビーチは整備されていないところがほとんど。目を見張るほど素敵なビーチというわけでもないのですが、手つかずの素朴な海を楽しめます。

エリストスビーチ

【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=『たびこふれ』より引用)

メガロ・ホリオの南3kmのところにあるエリストスビーチは、島で一番長いビーチです。砂と小石が混ざった浜。人は少なかったですが、キャンピングスポットらしいのでその時によるかも?バスで行けるのでアクセスは悪くないです。

プラカビーチ

【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=『たびこふれ』より引用)

こちらはバスでは行けないようですが、ここも長く延びるビーチでなかなか綺麗でした。遠くの端っこの方はヌーディストに人気だそう。ビーチのそばにはクジャクがいて、たまにビーチを歩いていたりもするようです。

【ギリシャ】ティロス島へプチアイランドホッピング
(画像=<クジャクの親子>、『たびこふれ』より引用)

今回時間がありませんでしたが、もう少し先へ行くと島の観光スポットのひとつアギオス・パンデリモナス修道院があります。7月25日から3日間はお祭りが開かれるので、この時期に滞在していたらぜひ行ってみてください。