ふだん離れて暮らす家族や親戚たちが集まるお正月。甥っ子や姪っ子に久しぶりに会う機会が増えますよね。かわいい孫に会えるのを楽しみにしているおじいちゃんおばあちゃんも多いことでしょう。でも、せっかくの再会で、人見知りを発動して泣かれてしまうケースはよくある話。
そこで今回は、保育士の経験を活かし、初めて会った子や久しぶりに出会う子と、すぐに打ち解けられる方法をご紹介。子どもと早く打ち解けることで、パパママも安心しますし、子どもも帰省中リラックスして過ごすことができます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
■ まずはパパママと仲良く話す
小さな子どもにとって、初めてまたは久しぶりに会う大人は、いくら親戚とはいえ知らない人。この人は味方なのか、敵なのか……。警戒するのは当然のことです。さらに、帰省時などは、見慣れない場所のため、「場所見知り」が発動する子も少なくありません。そんな状態で急に話しかけられるとびっくりすることも。
まずは、パパやママと仲良く話して、「この人はパパやママと親しい人なんだ」と認識してもらうことで、子どもの警戒心を解くことが大切です。
■ 挨拶は目線を合わせて、簡単な質問から徐々に会話に
挨拶をする時は、しゃがんで目線を合わせて挨拶を。恥ずかしがり屋さんの場合は目を合わせてくれないかもしれませんが、それでも同じ目線まで下がって話しかけましょう。また、やりがちなのが、「お名前は?」「なんさい?」など質問攻めにしてしまうこと。引っ込み思案な子は、答えられずに萎縮してしまう場合があるかもしれません。
始めは「〇〇ちゃんて言うの?」「3さい?」など「はい」か「いいえ」で答えられる質問がベストです。お話ができなくても、頷くなどの身振り手振りでコミュニケーションをとることができます。慣れてきたら、「あれ、お名前って△△ちゃんだったっけ?」「〇〇ちゃんのパパってあの人?」などわざと間違えて笑いを誘い、リラックスさせてあげましょう。
【服や持ち物を褒めるのもおすすめ】
「お洋服かわいいね!」「かっこいいリュックだね!」など、服や持ち物を褒められると、大人だって嬉しいですよね。もし、手におもちゃなどを持っていたらチャンスです。お気に入りのおもちゃやぬいぐるみを褒めたり、質問したりすることが、きっと会話のきっかけになるでしょう。